弁当革命!? 時短「スープジャー弁当」が大人気

食・料理

更新日:2013/4/10

 最近は「弁当女子」「弁当男子」なんて言葉も生まれるほど、会社や学校に弁当を持参する人が急増。しかし、大きな問題は「お弁当をつくるのに時間を取られて、朝に余裕がない!」ということ。特にこれからの暑くなっていく季節には、作り置きも難しく、頭が痛いところだ。

 そんななか、いま話題を集めているのが「スープジャー弁当」。ヒット商品である「スープジャー」を利用して、調理もジャーに任せてしまうという斬新なアイデアだ。

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 しかし、どうやってジャーで調理をするのか。そんな疑問に答えてくれるのが、『調理もできちゃうランチボックス! スープジャーレシピ』(ももせいづみ/辰巳出版)。本書ではサーモス製のスープジャーを使用しているのだが、その高い保温力を使って、持ち歩き時間に調理をしてしまうのだという。

 たとえば、おかゆも調理できるレシピのひとつ。まずスープジャーにお米を入れ、水を注いでシェイクしてから水切り。これを繰り返せば、米とぎは完了だ。そこに熱湯を注ぎ、かきまぜて1分放置。湯切りをして熱湯を注げば準備は完了。3時間後にはあったかトロトロのおかゆができあがっている。この最後の熱湯を注ぐ工程で具材や出汁を入れれば、いろんなおかゆやリゾットが楽しめるというわけだ。これなら食欲のないときもありがたい。

 もちろん、スープのレシピも豊富。こちらも具材をスープジャーで湯通しして、再度、熱湯を入れれば、あとは自分次第のアレンジが楽しめる。味噌汁やポトフのほかにも、スンドゥブチゲ、トムヤムクンにおでんと、レシピのバリエーションも豊富。おにぎりやパンを用意すれば、ほっこりスープランチの完成だ。

 さらに、別容器に麺を入れて持って行けば、つけ麺やフォーだって食べられる。夏場にはガスパチョやビシソワーズ、冷や汁、そうめん、冷麺といったひんやりメニューも可能。本書には、もはやお弁当の概念をくつがえすレシピが満載だ。

 時短に加えて、調理中の洗い物も減るのでエコ。なにより温かいものも冷たいものもOKという、三拍子揃った「スープジャー弁当」。さっそくあなたも試してみては?