「カバに殺される」「宇宙人に誘拐される」あらゆる確率が判明!

社会

2013/4/11

 天気予報からサッカーの勝敗、ビジネスで成功するか否かまで。人は確率を数字で割り出すのが大好きなもの。でも、人生というのは確率では示せない偶然の出会いやサプライズでできあがっていると考えている人も多いのでは? しかし、そんなあなたの日常に“起こるかもしれない”さまざまな物事は、確率として割り出されているのだ。

 先日発売された『「日常の偶然」の確率 あなたが本当の父親じゃない可能性から犯罪の遭遇率まで数字にしてみた』(ティム グリン=ジョーンズ:著、藤原多伽夫:訳/原書房) は、「ホールインワンがもっとも出やすい日」から「ヤマ勘で試験に合格する割合」など、さまざまな確率を探った1冊。たとえば、いま中国で流行している鳥インフルエンザが世界で大流行した場合、死亡する確率は900人に1人。これはかなり危機感を持ってしまう数字ではないだろうか。同じ動物でも、映画『ジョーズ』のように「サメに襲われて命を落とす確率」は、1億1000万人に1人。しかし、フロリダ州ボルシア郡に住んでいると確率はもっと高くなるらしい。ちなみに、カバに襲われて命を落とす確率は65万分の1、サソリは20万分の1といずれも低い確率だが、「あらゆる生物のなかで最も多くの人の命を奪っている」のは、蚊。なんと100分の1の確率だというのだ。蚊はマラリアやデング熱といった感染症を媒介するため、このような数字であるらしい。

 一方、結婚や出産に関する確率も興味深い。たとえばアメリカの場合、40歳の独身女性が結婚できる確率は、5分の2。1987年の調査では「テロリストに殺される可能性より低い」と言われていたそうだが、晩婚化が進んだことで確率は上がっているようだ。さらに、イギリスでは「父親が実際の父親でない」確率が、男性の27人に1人。「親権争いのためにDNA検査が行われた場合」は、3人に1人にまで上がるという。

 また、驚きなのは、「宇宙人に誘拐された経験がある」と言うアメリカ人は、500人に1人。これを世界に置き換えると「世界の人々の0.2%が生涯のうちに1度以上、宇宙人に誘拐された経験がある」ことに。この数字は、“2010年のサッカーW杯の決勝戦をヨハネスブルグのスタジアムで観戦した8万4500人のうち、169人が宇宙人に誘拐された経験がある”ということになるそうだ。あなたが知らないうちに、じつは身近な知り合いも宇宙人と親睦を深めている……のかも?

 このほかにも、「ポーカーでストレートフラッシュを出す」確率が6万6666分の1だったり、「イギリスの郵便配達人が犬に噛まれる」確率が10人に1人だったり、「なるほど」と思えるものから「なぜこの確率を割り出したの?」と首を傾げてしまうものまで、ありとあらゆる物事が計算されている。世界中の珍エピソードも豊富に紹介されているので、雑学用としても、読み物としても十二分に楽しめるはずだ。

 ちなみに、人間がこの世に生まれる確率は、746兆分の1。不運を呪ってしまう瞬間もたびたびあるが、生まれてきたこと自体がすでに奇跡のような確率だということを、ぜひ覚えておきたい。