ローラも励まされた! 『宇宙兄弟』シャロンさんの前向き名言

ライフスタイル

2013/5/2

 あのローラが出演するアサヒビールの新商品「アサヒ ふんわり」のCM。ご覧になった方の多くが、寝転がりながらマンガ『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)を読むローラのあまりのかわいさに、ノックアウトされただろう。だが、それ以上に強烈な印象に残るのが、『宇宙兄弟』作中からピックアップされた「迷ったときはね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。」というセリフ。先日から始まった第2弾CMでは、「悩むならなってから悩みなさい。」という新たなセリフも登場したが、ローラにさえ「なーんか、軽くなっちゃった」と言わしめる(台本のセリフかもしれないが)ほどのメッセージ性だ。

 そんなセリフを発した人物、それは『宇宙兄弟』でも主要な登場人物として挙げられる「シャロンさん」こと金子・シャロン。この人物は、主人公である南波兄弟と幼いころから天体観測所で交流しており、彼らに宇宙や楽器などに関するさまざまな知識を授け、大きな影響を与えた。そして、彼女の発した言葉の数々は、南波兄弟をはじめ、数々の登場人物の心に深く刻まれている。

 今回は、そんなシャロンさんのステキな名言をご紹介しよう。

 まずは、CMでも使われた「迷ったときはね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。」というもの。正確には「迷った時はね“どっちが正しいか”なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ 頭で考えなきゃいいのよ 答えはもっと下 あなたのことならあなたの胸が知ってるもんよ “どっちが楽しいか”で決めなさい」で、若かりしころのシャロンさんが、幼い六太に対して放った言葉である。これを六太は、第三次試験で、自分の班のうち2人を最終試験に進ませないといけない、その決定方法を悩んでいたときに思い出す。現実でも、人生において選択に迷うことは多い。そんなときに、ふとこの言葉を思い出してほしい。ローラのように、心が軽くなることは間違いないだろう。

 また、シャロンさんはこんな言葉も残している。宇宙飛行士になることへの明確な動機がないということを悩む六太からの相談を受けて言うセリフで「最初の動機なんてみんな大差ないわよ 好奇心だったり憧れだったり 入り口は夢見る少年少女よ 悩むなら なってから悩みなさい」。多くの若者に捧げたい名セリフではないだろうか。また、自分が進むべき道を迷っている人にも送りたい、そんな言葉でもある。

 若者に向けて捧げたいセリフといえば、こんなものもある。若き日のシャロンさんが放った言葉で「私が夢だった天文学者になれたのはきっと若き日の“ドキドキ”を信じたからです もしあなたが何かの瞬間抑えきれない心臓の高鳴りをきいたら 信じてみてください」。そしてまた、こんな言葉もいいだろう。「上手くなくてもいいし間違ってもいいのよムッタ まずは音を出して 音を出さなきゃ音楽は始まらないのよ」。この2つの言葉は若者たちに、大きな勇気を与えることだろう。なにより、これを読んでいるあなた自身の胸にも刻んでおけば、ここぞというときに、自分の指針を見つけやすくなるはずである。

 シャロンさん最大最高の名言といえば「It’s a piece of cake」だろう。幼い日の六太が、子供ながらにも自暴自棄になり、いつか外人の友だちができたらよく使いそうだからという理由で「僕はいざという時、役にもたたないダメ人間です……って英語で何て言うの?」とシャロンさんに訊ねたところ、答えた言葉である。直訳すれば「ケーキ一切れ分」だが、本当の意味は「楽勝だよ」になる。拗ねた子どもに教える大嘘のなかでは、最高ランクに位置づけてもいい言葉ではないだろうか。この「It’s a piece of cake」は作中でもたびたび使われる重要なワードである。後に六太も、シャロンさんへ送る手紙のなかに、元気づける言葉として記している。もしあなたに、悩んでいる友人がいたのなら、この言葉をプレゼントしてあげよう。そのときは、深い意味など教えずに、友人自身に調べさせるのだ。その意味を理解したとき、「It’s a piece of cake」は最高の輝きを放ち、深く心に刻まれることになるはずだ。

 いかがだったろうか。『宇宙兄弟』には数々の名言が存在するが、そのなかでもシャロンさんの名言は群を抜いて輝いているといってもいいし、多くの元気をもらえる言葉といってもいいだろう。

 さあ、これらの言葉を胸に、現実世界を前向きに進んでいこうではないか。