特集番外編2 2013年6月号

特集番外編2

2013/5/7

嗚呼、水木しげる

編集R

 突然ですが、告白します。私は水木作品が大好きです。そして水木さんご本人が大好きです。心酔しちゃってます。初体験は「小学館入門百科シリーズ」の『妖怪なんでも入門』だったと思います。もともと怪しい暗闇の世界に興味が向いていた子供でしたので、その後はじまった第3期アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』にはまり、そのまま貸本時代の短篇が収録されたちくま文庫を読み漁りました。その後も水木熱が冷めたことはありません。いまではイベントや取材などで直にお会いする機会もできました。ガキんちょ時代の自分に自慢してやりたいです。とはいえ、私はただのファンです。お会いできてもとにかく緊張するばかりです。そして、先生のお人柄に毎回ノックアウトされてしまいます。
 サービス精神が旺盛で、ユーモアに溢れ、自分を飾らない影の努力家で、たいへんな苦労人。おおらかでのんびりとしたオジイサンのように見えるけれど、実はクレバーで、お金の計算が大得意。食べることと睡眠が大好きで、ビロウな話も同列に大好き……。水木さんの言葉を聞けば、幸せな気分になってしまいます! もう私の熱は上昇する一方です。そうです。私の大半は水木さんでできています。なので「僕たちは、水木しげるでできている。」という特集タイトルにしてしまいました。
 でも、これは決して私一人に限ったことではありません。
 1960年代から、年代ごとに5回もリメイク放送されたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』によって、全国の幅広い層に妖怪たちをふりまき、NHKテレビ小説『ゲゲゲの女房』でその人柄も注目を浴びるようになった。いまや日本国民の多くが大なり小なり水木菌の感染者であると言えよう!
 ……と、この辺りで私の暑苦しい想いをとどめます。スミマセン。
 本特集には、私なんて足もとに及ばないほど熱い水木ファンたちにご登場いただいています。あとは本誌をご確認くださいませ。ご協力いただきました皆様の一つ一つのコメントから愛が溢れまくっています。氾濫をおこしています。溺れそうです。
 おかげで見所だらけの特集になりました。中でも水木さんの次女・水木悦子さんに撮影していただいた、日常の水木さんがとっても素敵です!
 水木さんやご家族へのインタビュー、水木さんを支えた呉智英さん、南伸坊さん、松田哲夫さんによる鼎談は、笑いのたえない幸せな時間でした。収録しきれなかったエピソードや裏話も満載ですが、それを披露するのはまた別の機会にと思います。
 そして、今号では京極夏彦さんに特集内で『水木しげる漫画大全集』と、新刊『遠野物語 remix』のインタビューにご登場いただきました。その2企画の髪型の違い、そして、若かりし日の京極さんと水木さんのツーショット写真にもご注目ください!
 私はこれから、水木しげる大先生のすべてのマンガが詰まった『水木しげる漫画大全集』を置くために、まずは貯金と部屋の片付けをする所存であります。
 本特集にご協力いただきました関係者各位に、深く深く感謝いたします。