タオルハンカチは必須! 何かと大変おデブあるある

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更新日:2013/5/7

 4月25日からドラマが始まった『刑事110キロ』。石塚英彦演じる花沢太郎が、巨体というハンデを持ち前の鋭い洞察力でカバーしながら見事に事件を解決していく。そんな石ちゃんも抱えているであろうおデブの悩みや常識が詰まった本が、3月7日に発売された『おデブあるある』(須田鷹雄:著、岡田 大:編集/宝島社)だ。この本、著者や編集者だけでなく、制作スタッフもすべておデブで固めた正真正銘のおデブ本なのである。そこで、ここから実際にドラマでも登場したあるあるネタやもしかしたら今後ドラマで登場するかもしれない“おデブあるある”を紹介していこう。

 まず、実際にドラマの1話でも登場したのが「原チャリや自転車のパンク率が高い」。犯人を追いかけて一般市民の自転車を借りようとした花沢が、その自転車に乗った途端にパンクしてしまう。これでは、今後花沢が自転車に乗っているシーンを見ることはないかも?

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 また、ドラマでも花沢はマイボトルを持ち歩いていたが「カバンの中には常にペットボトルが入っている」というのもあるあるなんだとか。さらに上へ行くと、「カバンの中に“SNICKERS”か“SOYJOY”が必ず入っている」のが当たり前になるようなので、張り込みや仕事がハードになったときは花沢のリュックの中身に注目だ。

 そして、ドラマの初っ端から花沢が巨体を揺らして走るシーンに驚いた人もいるだろうが、やっぱり「走ると驚かれる」のもあるあるネタ。「短距離は意外と走れるが、長めを走ると瀕死」になってしまうので、犯人逮捕のためには最初の100mあたりが勝負なのだろう。

 さらに、「朝ごはんを食べながら昼ごはんのことを、昼ごはんを食べながら晩ごはんのことを考えてしまう」とか、デブにとっては「“まいう~”といったときに一般人のそれより若干ぶ厚めの笑いがとれる」といったこともあるあるのようだが、一見真面目に見える刑事モノでこういったネタが出てくることはあるのか? でも、ドラマで本家の「まいう~」が聞けるなら石ちゃんファンはもちろん、そうじゃなくても嬉しくなるはず。

 逆に、周りの目線が痛いので「エレベーターには、なるべく最初に乗る」「最後にエレベーターに乗ると、箱の中に緊張が走る」とか、「軽自動車は、乗った側に傾く」。真ん中の出っ張りを乗り越えるのが辛いので「後部座席の奥側に入るのが嫌い」といったものや「携帯電話の操作時に、指の太さがネックに」なることは、日常生活や捜査する上でもいずれ必ず出てきそうなもの。それに、「ズボンのお尻が破れるという現象は、本当にある」らしいし、「夏のハンカチはノーマルタイプではなく、タオルハンカチ」に変わる。なんなら、タオルをそのまま首に巻くこともあるそうだ。犯人を追いかけたり、聞き込みや証拠探しにあちこち奔走する刑事だから、ズボンが破けるハプニングやタオルを持ち歩く花沢の姿が見られるのもそう遠くないかも?

 他にも、「コーヒーをブラックで飲むデブはいない」とか、「他人の家に行くと、体をアチコチにぶつける」。「低いソファーが苦手」で、無理やり座ろうとするとひっくり返るかお腹にかなりの負担をかけてしまうし、正座なんてもってのほかという意見も。ドラマでは花沢の正座シーンが見られたが、やはりかなり窮屈そうでその家の主からも「楽にしていいわよ」と言われていた。

 さて、この中で今後ドラマに出てくるおデブあるあるはあるのか? ぜひ、本書と照らし合わせながら楽しんでみて欲しい。