特集番外編2 2007年7月号

特集番外編2

公開日:2007/6/10

ケータイ小説特集番外編

編集S.K

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この特集を始めるにあたり、はじめてケータイ小説を読みました。携帯電話は通話とメール、カメラ機能くらいしか活用していない私にとって、小説を携帯の小さな画面で読むのは初体験。ハードル高い。そして、横書きの小説本を読むのも初体験。……やっぱりハードル高い。目で文字を追うのに精一杯で、なかなか内容が頭に入らない!のです。

今回座談会にご登場いただいた女子高生たちは、縦書きは読みにくいし、本の形より携帯画面のほうが読みやすいそうです。ということは、私がケータイ小説を読むときに感じた大変さを、彼女たちは既存の小説本で感じているということ?? それは「本を読みなさい」と大人に言われたとしても、なかなか大変なことですよねぇ。

彼女たちはケータイ小説の楽しさを、「主人公が自分たちに近い」から感情移入できて面白いと教えてくれたのですが、「自分とは全く違う世界を楽しめる」というのも小説の醍醐味ですよね。その面白さを知らないのはもったいない、と思うのです。今回私は彼女たちにケータイ小説の楽しさを教えてもらったので、いつかお返しに、本の楽しさを伝えられるといいな、と思っています。