特集番外編2 2007年3月号

特集番外編2

公開日:2007/2/10

次はあなたの番です!

編集/R

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この度、第1回『幽』怪談文学賞の受賞作が選出されました(くわしい選考会のもようは『幽』6号をどうぞご覧ください!)。特集に協力いただいた3名の新人作家は今後、怪談界を背負ってたつであろう、期待のホープたちです。今回の第2特集は、彼らの前途を祝して「カンパイ!」という思いで企画しました。

手探り状態ではじめた第1回『幽』怪談文学賞ですが、私は正直なところ「豪華な選考委員に通用するような作品が、果たして送られてくるのだろうか?」という気持ちでした。それが蓋を開けてビックリです。予想を上回る応募作品が届き、感激しました。

私も選考に際して応募作品を読ませていただき、改めて怪談というジャンルの奥深さ、幅広さを痛感しました。多くの要素を包括したジャンルとして、怪談は書き手にとってはとてもやりがいのあるジャンルではないでしょうか?

最終選考に選出された短編10作品、長編5作品はどれもレベルが高く、その中から選ばれた3名の作品は、それぞれ違った怪談を提示しています。そんな3作品が第1回の受賞作として世に出ることになり、とてもうれしい思いでいっぱいです。

前号の「怪談之怪」で登場いただいた黒史郎さん以外は、今回の特集で初登場ということになります。したがって読者のみなさまには当然のように馴染みのない方々です。

だからこそ、今回の特集で大々的にお披露目したいと思いました。しかも、選考委員のお3方には脇役に徹していただき、新人作家のインタビュアーとして協力いただきました。なんて贅沢!

選考委員によってセキララに素顔を暴かれた3名の新人作家は、今年の4月、5月に単行本の刊行が予定されています。

まだしばらく時間がありますが、刊行の際はぜひ、手にとってご覧ください。

そして、第2回『幽』怪談文学賞へ挑戦してください!

黒史郎さん、水沫流人さん、宇佐美まことさんに続く書き手を、彼らを凌ぐような作品を心待ちにしています。

ぜひぜひご応募ください!

追伸

手前味噌で恐縮ですがWEB幽というサイトで同編集部の編集Mが書いた日記に、私こと編集Rが汚い絵を描いて毎週更新しています。そこで、今回の特集の裏話や『幽』に関するプチ情報(かなりプチです)をこっそりお伝えしています。

編集Mの書く文字は、味わい深いと評判ですが、たまに「文字もRが書いているんでしょ?」と聞かれることがあり、とっても心外でございます。私の書く文字はもうちょっとだけマシだと自負しています……。

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