本の目利きが選んだダ・ヴィンチ「2013上半期 BOOK OF THE YEAR」発表

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/23

 6月6日(木)に発売の『ダ・ヴィンチ』7月号では、昨年に引き続き「上半期 BOOK OF THE YEAR」特集を掲載。2013年上半期を賑わした本を、全国の書店員と本読みのプロが選び、ランキング形式で発表。一般小説ランキング部門では横山秀夫の『64(ロクヨン)』(文藝春秋)が1位を受賞、2位の朝井リョウ『何者』(新潮社)を大きく引き離し圧倒的な強さを見せた。同作は著者7年ぶりとなる新作で、メディアや書評などにも大きく取り上げられ話題を呼んだ。

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「上半期 BOOK OF THE YEAR」は、年末に行う毎年恒例の「BOOK OF THE YEAR」の上半期バージョン。昨年よりスタートし、今年で2回目。このランキングは単なる売上ランキングとは異なり、全国の書店員、作家、書評家、ライターなど、“本の目利き”と言われるのべ1025人が実際に読んだ本の中から厳選し、投票した結果をランキングに反映させている。対象となるのは2012年10月1日~2013年4月6日に刊行された書籍。村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は2013年4月15日刊行のため選考対象外だった。年末の「BOOK OF THE YEAR」でのランクインが期待される。

「一般小説」「男性誌マンガ」「女性誌マンガ」「文庫」「ライトノベル」など8つのジャンル別ランキングのほか、識者に聞く独断ランキングを「時代・歴史小説」「新書」など、5つのジャンルで掲載している。

 また、一般小説・マンガのランキングで1位を受賞した横山秀夫、佐野菜見、アルコ、河原和音のインタビューのほか、本田翼やキンタローなど各界でブレイクした4人が選んだオススメの1冊、「THE MANZAI 2012」で優勝しブレイクしたハマカーンの2人がおすすめする本の企画も掲載されており、盛りだくさんの内容となっている。




 

64■一般小説ランキング部門(※誌面には20位まで掲載)
【1位】『64(ロクヨン)』(横山秀夫/文藝春秋)
【2位】『何者』(朝井リョウ/新潮社)
【3位】『世界から猫が消えたなら』(川村元気/マガジンハウス)
【4位】『旅猫リポート』(有川 浩/文藝春秋)
【4位】『想像ラジオ』(いとうせいこう/河出書房新社)

 
 

坂本ですが■男性誌マンガランキング部門(※誌面には10位まで掲載)
【1位】『坂本ですが?(1巻)』(佐野菜見/エンターブレインビームC)
【2位】『暗殺教室(1~4巻)』(梥井優征/集英社ジャンプC)
【3位】『テラフォーマーズ(1~5巻)』(貴家 悠:作 橘 賢一:画/集英社ヤングジャンプC)
【4位】『ドリフターズ(1~3巻)』(平野耕太/少年画報社ヤングキングC)
【5位】『銀の匙 Silver Spoon(1~7巻)』(荒川 弘/小学館少年サンデーC)

 
 

俺物語■女性誌マンガランキング部門(※誌面には10位まで掲載)
【1位】『俺物語!!(1~3巻)』(アルコ:マンガ、河原和音:原作/集英社マーガレットC)
【2位】『きょうは会社休みます。(1~3巻)』(藤村真理/集英社マーガレットC)
【3位】『海街diary(1~5巻)』(吉田秋生/小学館フラワーC)
【4位】『アオハライド(1~7巻)』(咲坂伊緒/集英社マーガレットC)
【5位】『オオカミ少女と黒王子(1~6巻)』(八田鮎子/集英社マーガレットC)