映画『大奥 ~永遠~ [右衛門佐・綱吉篇]』に見る、大いなる母の影響とは?

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2013/6/6

男の好みも遺伝する!? 母親が娘の人生に与える影響とは

 今年もつつがなく過ぎて行った「母の日」。こういう日は、普段は当たり前のように思っている「母」という存在を、あらためて認識させてくれるからありがたい。ところで「母」の存在というのは、どのくらいの影響力をもつのだろうか。昔から「子は親のコピー」とはいわれるけれど、実際どうなの? というわけで、特に娘の立場からどう感じているのか、ダ・ヴィンチ電子ナビで20〜30代の女性445人にアンケートをとってみた。

 まず押さえておきたいのは、そのベーシックな関係性(図1)。

 

■図1 母親と自分(娘)の関係性

 

 物語の世界ではよく支配的な母親が描かれるが、アンケートではいわゆる「友達親子」的関係が半数近く(48%)にのぼった。実際、美容業界では「ままも族」(“ママもきれいになりたい”が語源で、母娘でサロンを利用する層)が増えているというし、旅行業界にも母娘企画があるし、いまや“母娘消費”はひとつのマーケットになっている。その意味では、このアンケート結果も今の一般的なトレンドを反映しているといえそう。

 さて、問題は、そんな母娘は一体どこまで似るものなのだろうか(図2)。

 

■図2 母親と自分(娘)はどんなところが似ている?

 

 「容姿」や「性格」といった多少なり遺伝的要素の含まれるものは「似ている」派が断トツ(容姿:49%、性格:44%)、次いで「価値観」や「行動パターン」といった後天的な面も3割を超える(価値観:38%、行動パターン:31%)。たしかに、友達のように普段から仲良くおしゃべりし行動も共にしていれば、段々と同じような世界観を持つのは不思議ではない。女子の仲良しグループが同じような格好で同じような考え方をしたりするのはめずらしくないわけで、母娘だって同じってことだろう。

 

 

 さすがにそこまでないか、というのが「異性の好み」。といっても「似ていない派」の圧勝でもなく、大多数は「どちらでもない」(43%)で、他の項目と比べひときわ曖昧派が多い。おそらく潜在的に「母」を「女」として意識していないから、突っ込んだ話題(異性や性)とイメージが結びにくい娘の心理があるのかも……。

 

 

 だが、実はこの「異性の好み」について角度を変えて聞いてみると、曖昧どころか、母娘の距離による面白い相関関係がみえてきた(図3)。なんと「友達親子」な母娘の場合、「母親と好きな異性がかぶった」「付き合った男性が父親に似ていた」といった経験があるのは36%と高率で、さらに「母親が尊敬・憧れの対象」という母娘にいたっては、実に約半数(49%)がかぶり経験アリというのだ。

 

■図3 母娘の距離と異性の好みの相関関係

 

 考えてみれば「尊敬・憧れ」という感覚は、友達感覚と比べると、より積極的に母親を「肯定する」ものといえる。つまり母親の存在を肯定する気持ちが強い娘ほど、母の影響は大きく、ついには男の趣味にまで及ぶというワケ(!?)。

 実際、母娘の関係性(図1)をふりかえれば、「尊敬・憧れ層」は14%にのぼり、「友達層」と足せば実に6割以上の娘たちが母親肯定派と考えられる。ということは世の多くの女性たちが、こと男の趣味にいたるまで、母の影響を受けている可能性大……!? うーん、この影響力はちょっと見逃せない。まさにグレート・マザー!

⇒映画『大奥 ~永遠~ [右衛門佐・綱吉篇]』に見る、大いなる母の影響とは?