ぱるるのミクメイクはNG? 正しいコスプレメイクを学ぼう

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更新日:2013/6/6

 5月26日に放送された「AKB映像センター」でぱるること島崎遥香が初音ミクのコスプレに挑戦しているのだが、ネットではそのコスプレがヤバすぎると話題になっている。コスプレ初挑戦にしてはきちんと眉を青にしたりして細部にもこだわっているのだが、どうしても目の周りに青と白で描き込まれたもうひとつの目(?)には違和感を覚えてしまう。ミクのパッチリとした大きな瞳を再現しようとしたのかもしれないが、少しやりすぎてしまったようだ。そこで、初めての人でも失敗せず、安心してコスプレデビューするためのポイントを『はじめてでも安心 コスプレ入門』(たかそう、RUMINE:著、トレンド・プロ:編、黒渕かしこ:イラスト/オーム社)から紹介してみよう。

 まず、メイクの基本は普段よりも「少し濃いめ」にすること。コスプレする際は、メイクを派手にしたほうが華やかになって衣装も映えるそう。舞台用のものを使うと発色が良くてコスプレにあわせやすいんだとか。そして、目を大きく見せたいならアイシャドウで目の周りに陰影をつけて目元をくっきりさせ、アイラインを目の下側まで入れることで目力をアップ。さらに、まつ毛を長く見せることで目を大きく見せるという方法もあるそう。眉は髪の色とのバランスを考えて合わせるようにし、カラーウィッグをかぶるときは「ウィッグの色より少し暗め」に塗ると自然に見えるようだ。これだけでも十分目を大きく見せることができるので、目の周りにさらに目を描き足すなんてことをしなくても大丈夫! コスプレメイクの基本はあくまでも「少し濃いめ」なので、やり過ぎには注意しよう。

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 また、コスプレデビューするにはウィッグ選びも重要なポイント。ミクの髪といえば、水色でストレートの長いツインテールを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、ぱるるはそのツインテールにアレンジを加えてカールさせ、ボリュームアップしている。ミクのように髪の色が原色だと、ただでさえそれに合わせたメイクをするのが大変なのに、ここまでボリュームアップされてしまうとせっかくのメイクも目立たなくなってしまう。だから、より目を強調するために目の周りにも目を描くことになってしまったのかも。そんなときは、ボリュームを抑えてストレートにするか「設定よりあえてトーンの低めの色にする」と自然に見えるんだとか。あまりに派手な色だと浮いてしまうし、二次元の設定通りのウィッグを使うとかえって不自然になることもあるようだ。もし金髪のキャラをやりたいと思っているなら、黄色や金髪じゃなくて少し茶色がかったもの選ぶようにするといいかも。

 そして、ここまできたなら衣装にもこだわってみたいところ。もちろん市販されているものもたくさんあるが、自分で作ってみるのもコスプレの醍醐味。最初からいきなり全部手作りでというのは難しいかもしれないが、制服やスーツ、靴など自分が持っているものに少し手を加えるだけでも簡単にコスプレの衣装を作ることができちゃうのだ。たとえば、学生時代の白シャツに市販されているコスプレ用のワッペンをつけるだけでもいいし、スプレーで色や柄を入れたり、袖や裾に縁取りに使われるバイアステープをつけるだけでも衣装を作れたりする。これなら、自分の体にきちんと合った世界にひとつだけのコスプレ衣装を作ることができるのだ。自分の作ったものだけで憧れのキャラになれちゃうなんて、こんなにワクワクすることはない。

 他にも、イベントデビューする際の持ち物に写真撮影のマナーやポーズなど、ためになる情報がたっぷり詰まっている。コスプレデビューする際は、ぱるるの二の舞にならないように参考にしてみては?

文=小里樹