【谷口菜津子さん『わたしは全然不幸じゃありませんからね!』 発売記念 特別対談】 谷口菜津子×夢眠ねむ対談 私たちが全然不幸じゃない理由

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更新日:2014/3/28

ねむさんは見た目も好きだし考え方も尊敬できて…崇拝してます!(谷口)

谷川菜津子×夢眠ねむ

Y この本、知り合いもちょいちょい出てくるんだよね。

T ねむさんも出てきますよ。

Y あ、本当だ!そもそも、何がきっかけで私のことを知ったんですか?

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T 3年ぐらい前に、美大の先輩たちがTwitterでつぶやいているのを見て、存在を知りました。それで、最初の1年ぐらいは…。

Y 「ふーん」みたいな?

T 違いますよ! まず1年ぐらいは単に「かわいいな~」と思っていて。そのうちに、アイドルなのに美術寄りの活動していると知ったり、背が高いことに親近感を覚えたりして、追いかけるようになりました。決定的だったのは、『アキバ妄撮』(角川グループパブリッシング/2011)のインタビュー!

Y ああ! 『アキバ妄撮』は、自分の言葉でいろいろと話をするようになったきっかけなんですよ。

T そうなんですね。あれを読んで、コンプレックスをうまく表現に結びつけていたり、反動にしてがんばろうとしたりしているところに、共感を覚えたんです。あと、「何かと何かをつなぎ合わせることをしたい」という発言もされてて…。

Y はい、はい。

T それって反対に言うと、あいまいでカテゴリーにはまらないものがたくさんあるってことですよね。一方で、カテゴリーにはまれないから「居場所がない」って感じる人たちもたくさんいる。ねむさんが「あいまい」や「中間」を認めることで、そういう人たちにも居場所を作ってあげているという感じがして、何だろう…崇拝しちゃって!

Y 崇拝!? 私、神になりました(笑)。私が谷口さんを知ったのは、Twitterで私の似顔絵を描いてもらう企画をした時です。その中に、「どう考えてもプロの仕業だろ!?」って1枚があって。「すごいなぁ」と興味を持ったのが谷口さんで、私は私で勝手に調べ出したんです。初めてお会いしたのは、握手会。

T うわぁぁ、その話、やめてください!

Y すごいキョドッてましたよね。マンガに出てくる、テンパってる時の谷口さんそのままで! 確か、私のメンバーカラーの緑を着てきてくださって。

T 着てました!

Y 「緑ををを、着てきましたぁぁぁ。あのぉぉぉ、似顔絵のぉぉぉ」って迫ってきたんです(笑)。一緒に来ていた私の同級生が「この子、すごいねむちゃんのファンなんだよ~」って通訳してくれて、私も「あなたですかぁぁぁ!」みたいな、そんな初対面でしたね(笑)。