あなたにもファンがつく!? ファンを増やす魔法の質問とは

人間関係

更新日:2013/7/1

 あなたには、ファンがいますか? アイドルや芸能人でもないのに、ファンなんて…と思った人もいるかもしれないが、ビジネスや人生においてファンを作ることはとても大事なこと。ただのお客様ではなく、どんなときも応援してくれる本当のファンを作ることができたらお金をかけなくてもビジネスが続けられるし、一生食べていくのにも困らないかもしれない。そんなファンを増やす方法が載っているのが、6月21日に発売された『しつもんマーケティング あなたのファンが1000人に増える5ステップ』(マツダミヒロ/角川学芸出版)。この本では、自分に問いかけ、その質問に答えて実践することで、ファンを増やしていく。そんな魔法の質問とは、いったいどんなものだろう。

「ご縁を掘り下げるために何ができますか?」
 ファンを増やすと言っても、いきなり1000人のファンができるわけではない。だから、まず最初にやるべきことはファンを作るために必要な心構えを身につけること。ビジネスパートナーや恋人が見つからないとき「縁がない」のひとことで片づけてしまいがちだが、縁は自分で作ることができる。ただやみくもに交流会に参加するのではなく、出会った人々との「ご縁を深めていく」ことが大切なのだ。そんなときに役立つ魔法の質問が「ご縁を掘り下げるために何ができますか?」である。それは、笑顔で話しかけてみることだったり、相手のビジネスや趣味に興味を持って一緒にやってみることかもしれない。こんなふうに、魔法の質問に自分なりの答えを出し、それを実践していくことで自分の目標に近づいていけるのだ。

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「引き寄せの法則」
 また、ただ漠然と思い描くのではなく自らその未来を引き寄せる「引き寄せの法則」なんてものもある。これは、欲しいものや自分がなりたい姿の写真を集めていつも見られるようにしておくことで、その未来を引き寄せるというもの。そんなにうまくいくはずないと思うかもしれないが、実際に筆者もそれで本の出版や海外での仕事といった夢をかなえたそう。
 そんな引き寄せを1年のうちでもっとも起こすことのできる日があるという。それが、4月1日のエイプリルフール。この日に、ブログやメールなどでいかにも夢がかなったかのように発表するのだ。でも、この「引き寄せの法則」にはいくつかのポイントがある。ひとつ目は、目標の高さや夢の大きさを「エイプリルフールに、友人に言っても信じてくれるくらい」にすること。そして2つ目が、積極的に誰かに「伝えること」。こうすることで、周りに協力してくれる人が増える。最後に3つ目は、その夢が本当に実現したかのように「なりきってみる」こと。実際になりきってみることで、「今までと、見え方や感じ方も違って」くるそう。嘘をついてもいい日が、こんなに自分の目標達成に役立つ日だったなんて驚き。

「200人集めるために、どんな企画を立てますか?」
 さらに、最初は少しずつ小さく増やしてきたファンを今度は100人、200人、1000人へと増やしていく方法を考えるのだ。いきなり100人を目指すのではなく、2人、5人とファンを増やしていき、今度は5人、10人の人を集めることができる人を1人、2人と増やしていく。そうすることでファンをつなげて統合し、大きなコミュニティを作っていく。しかし、200人が集まるとなるとそのイベント内容や場所の確保など、よりしっかりとした計画を立てなければならない。そこで、自分に「200人集めるために、どんな企画を立てますか?」と問いかけてみるのだ。

 こんな基本的なことでも、ひとつひとつ自分に質問していくことでなんとなく思い描いていたものが形になったり、「意識はしているけれど、なかなか実行できない」と思っていたことを明確にすることができる。何かを始めたいとか、現状に行き詰っていると思っているなら、この本を読んで自分に「魔法の質問」をしてみては?

文=小里樹