あちん【文庫版】

2013/6/25

暗い雨の日には、お堀ばたを歩いてはいけない。オホリノテに、影を喰われる――
 
舞台は現代の福井、平穏に暮らす公務員・奈津美を襲うさまざまな怪異。実話から織り上げた珠玉の怪談小説。『幽』怪談文学賞&日本ホラー小説大賞をダブル受賞した著者のデビュー作。文庫化にあたり書き下ろしも追加。解説/瀧井朝世===本年(2013年)福井県文化奨励賞受賞を受賞した著者による、地元に伝わる怪異伝承や都市伝説を盛り込んだ、実話から織り上げた怪談。ふるさとの地方都市で暮らす女性が、土地の奥深さを体現した怪異に触れることで自らの生きる意味を見つめなおしていく滋味あふれる物語。