服はいずれ脱ぐもの…! 壇蜜が女性に語る男を落とす「お作法」とは?

芸能

2013/7/20

 これまでのグラドルとは一線を画し、和のエロスを漂わせる壇蜜の人気が止まらない。妖艶なムードのグラビアに男性が釘づけになるのはもちろん、実は女性からも支持されている壇蜜。「昭和のエロス」をコンセプトとする奥ゆかしい雰囲気が、女性から見ても嫌味にならないのかもしれない。そんな彼女が女性向け恋愛指南書として著したのが『エロスのお作法』(壇蜜/大和書房)だ。

 冒頭で「モデルみたいにスタイルがいいわけでもないし、顔だって絶世の美女ってわけでもないじゃん。しかも32歳(笑)。もっとかわいい芸能人はいっぱいいるよね」と女性からの評価を自虐的に示して見せながら、「殿方をハァハァさせる」には、八頭身のスタイルも女優のような美貌もピチピチの若さも必要ないと壇蜜は言う。さらに毎日のエクササイズやネイルサロン通いや、流行のファッションといった努力も一切不要と言いきるのだ。

 デートをする際は、女性誌に指南された「モテ服」「勝負服」を着ていきたくなるものだけれど、壇蜜は「基本的に殿方は女性の服装にはさして興味をもちません」と指摘。たしかに男性からすると、清潔感や露出度は気になるが、女性ファッションの流行までは知らず、○○系といった漠然とした印象しか持っていなかったりする。

 それに対し、壇蜜が考える服装のポイントは「~しやすい」こと。コテコテにグロスを塗った唇はキスがしにくく、アクセサリーがジャラジャラした胸元は触りにくい。壇蜜はあえてそれらを付けないことで「~しやすい」ことをアピールするのだ。壇蜜にとって服はいずれ脱ぐものであり、「脱がせやすい」ことが大切となる。

 また、アイライナーや付けまつげで目を大きく見せるメイクが長らく流行しているが、壇蜜いわく「目は大きさではなくて動き、表情が大切だと思っております」とのこと。たしかに壇蜜のグラビアを見ると、目の表情で妖艶な雰囲気を醸し出していることがよくわかる。まさに「目は口ほどに物を言う」といった印象だ。こうした所作は日本舞踊の稽古で身についたものだという。

 合コンなどで大いに盛り上がったはずなのに、結局、何もなかった……という経験はないだろうか。そこで壇蜜は「“しゃべる”ということに女性の価値はありません」と指摘。色気に自信がない女性には「一分間笑顔をやめて黙ってみてください」とアドバイスする。男性から見て明るく会話の楽しい女性はもちろん素敵だが、セクシーさやミステリアスな魅力を感じるかはまた別の話。さすがに男性の生態を熟知した壇蜜ならではのアドバイスだ。

 このように、よくある恋愛ハウツー本とは異なり、何かをして自分を飾りたてるのではなく、一歩下がって男性を立ててあげることに意識を向けるよう指南するわけだが、媚びるというよりは、単純な男性たちが壇蜜の思いどおりになっているといった構図が浮かび上がる。

 なにしろ壇蜜にとっては「セックスもコミュニケーションのひとつ」であり、1回寝たくらいで執着を持つことはなく、身体の相性が合うか合わないかを確かめるものとして捉えている。また、壇蜜にとってのSMとは、「サービス(してあげる)」と「満足(もっと)」であり、一見、女性ばかりが尽くしているような壇蜜の恋愛作法だが、そこで虜にされた男性は、壇蜜の要求に応えるべく健気に努力していくことになるだろう。

 声高に「男女平等」を叫ぶのではなく、女性の特性を生かして殿方を立てつつ、女性ならではの人生を楽しむ。恋愛指南を通して、そんな壇蜜の生き方が見えてくる本書を読むと、かよわく見えて、実は一番強いのは壇蜜的な女性かもしれないと考えさせられる。