ドM御用達! 『犬とハサミ~』夏野霧姫のゾクゾクするドS名言集

マンガ

公開日:2013/7/28

 今期のドM御用達アニメと言われている『犬とハサミは使いよう』。主人公の春海和人は、ある日強盗に殺されて犬になってしまう。そんな彼の声を唯一理解できるのが、和人が襲われた現場に居合わせた作家の夏野霧姫。しかし彼女は、ハサミを凶器に使うドS女だったのだ。そこで、作中から霧姫のドSっぷりを紹介していこう。

 まず、ドMのみなさんの中には霧姫のスタイルを見ただけですでにドキドキしてしまうという人もいるはず。全身黒髪黒服黒づくめで、太ももには真紅のホルダーに収められた銀のハサミ。しかも、「ハサ次郎」と名づけられた大振りなこのハサミには持ち手に凶悪な装飾が施されており、アクリルの格子も紙のように切り裂けるし、だいたいなんでも切れるそう。さらに、お風呂上がりには黒のブラジャー、黒のショーツ、黒のガーターベルト、黒のストッキングといった格好のまま現れ、おもむろに足を組んで椅子に座ったりする。その自然な動作には、「女王」と呼ぶのにふさわしい貫禄が備わっている。こんな相手に冷たい視線で見つめられたら、それだけでノックアウトされてしまう人も出てくるかも。

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 そして、まったくもって理不尽なことを言いまくる霧姫。突然ゲームしようと言い出したかと思うと、「アナタが死んだら私の勝ち」「私が負けたらアナタは死ぬ」「アナタが死んだらゲームクリアー!!」というとんでもないルールを平然と言い放つし、朝一でいきなり「ねぇ、ちょっと死んでみてくれない?」なんて言ってくる。断ると「来世でも私に会いたいの? このいやしんぼめ!」と言いながら一切諦める気配がないし、ときには「馬鹿犬のー、ちょっと胃とか見てみたいー♪」なんて歌いだすことも。こんな理不尽な仕打ちには耐えられないという人もいるかもしれないが、このまったく話が通じない感じもドMにはたまらない。

さらに、その理不尽さを行動でも示してくれる彼女はドMにとってまさに女神。マッサージと称してロープでぐるぐる巻きにした和人を床に落とし、そのままぐにぐに踏むこともあるし、ルームランナーの上に投げ落として限界速度で走らせたりする。お仕置きには尻尾をつかんで振り回す「ヘリコプター」や胴を掴んで激しい上下運動を繰り返す「ダンベル」などもあり、犬だからって容赦はしないのだ。そのうえ振り向きざまにハサミが飛んできたり、フローリングにハサミが突き刺さっていたりするので、もはや彼女が「シャキン」と刃を鳴らすだけで反論できなくなる。ドMじゃない人も、彼女にかかればあっという間に目覚めさせられてしまうのだ。

 みなさんも、この作品を見ればドMの仲間入りしてしまうかも?

文=小里樹