ほんだしで作れる! 子どものための「勝ち飯」って何?

出産・子育て

更新日:2014/1/29

 子どもたちとっては、待ちに待った夏休みが到来。遊びに部活に勉強にと炎天下の中、動き回っている。しかし、お母さん方にとっては悩みが増えるのもこの時期。普段は学校給食があるが、夏休みは1日3食をすべて作りことになり、毎日の献立を考えるのも一苦労。そんなときに参考にしたいのが、『オリンピック日本代表の食事プログラム 強い子をつくる「勝ち飯」レシピ』(JOC味の素「ビクトリープロジェクト/小学館)だ。

 この本は、日本初のトップアスリート専用のトレーニング施設「味の素ナショナルトレーニングセンター」内にある栄養管理食堂「SAKURA Dining」で提供されている食事プログラム「勝ち飯」をベースにしたもの。つまり、水泳の松田丈志選手や重量挙げの三宅宏美選手らオリンピック代表選手の体を作った料理が家庭で作れるのだ。

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 猛暑が続くこの時期、食卓に並ぶのはどうしてもさっぱりしたものになりがち。しかし、それが続くと「カラダに必要なエネルギーやたんぱく質が確保できず、夏バテしやすく筋肉もつきにくい」のだとか。そんなときは、豚のもも肉を使うことで脂質を抑える「トマトカレー」や、するっと食べやすいのに栄養価の高い「モロヘイヤと豆腐のあえもの」などがおすすめ。

 大量の汗をかいたときには、「トマトとオクラの冷汁」「レタスとあさりの酒蒸し」など口当たりのいい料理ならば、食欲のない日でも“食事から水分補給をする”ことができるのだとか。

 本は季節や食事の目的ごとにレシピが紹介されている上、お弁当レシピや「1カ月みそ汁カレンダー」もついており、かなり実用的。

 そしてなによりうれしいのは、塩やみそ、ほんだしといった一般的な家庭にある調味料だけで作れること。ほとんどのレシピがシンプルな工程なので、気負わずに作れるのも心強い。

 受験生にとっては学力を伸ばす最大の正念場であり、スポーツや部活に勤しむ子どもたちにとっては体力が勝負となる夏休み。そんなときこそ、「勝ち飯」で陰ながらサポートしてみてはいかが?