日本で働く? 海外で働く? 働く女性の魅力を感じられる本ランキング

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公開日:2013/9/6

 国際化が進み、今や海外で女性が働くことが珍しくなくなった時代。そんな中、夢を叶えるために海外で働きたいけど、将来の結婚のこと、今ある家庭のこと…と考えると日本で働く方がいいかなど、今一歩踏み出せないという人もいるのでは? そこで今回は、海外で働く女性たちの声を紹介する「なでしこVoice」で活躍中の濱田真里さんに、“働く女性の魅力を感じられる本”をランキング形式で紹介してもらった。

【1位】『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』 山口絵理子 講談社 1470円
“アジア最貧”といわれるバングラデシュで、ブランド「マザーハウス」を立ち上げた著者の自伝エッセイ。何度も絶望的な状況に陥りながらも立ち上がる著者の姿が感動を呼ぶ。

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【2位】『野心のすすめ』 林 真理子 講談社現代新書 777円
林真理子が、自身の人生を振り返りながら、“野心”の必要性を説く人生論新書。デビュー前のどん底期や、かつて経験した大バッシングなどについても赤裸々に語りつくされる。

【3位】『グローバルキャリア』 石倉洋子 東洋経済新報社 1575円
「オープン化」「ORをANDにする」「ユニークさ」という3つの切り口を軸に、理想を実現するための方法を紹介。将来に悩む学生や、20~30代の社会人必読のヒントが満載。

【4位】『山本美香という生き方』 山本美香/著 日本テレビ/編 日本テレビ 1365円
紛争地を取材し続けた、女性ジャーナリスト・山本美香の生き様を記した一冊。昨年、シリア取材中に命を落とした彼女が、何を考え、何を伝えようとしたのかが浮き彫りになる。

【5位】『パリでメシを食う。』 川内有緒 幻冬舎文庫 720円
パリで生活する日本人の生活を紹介。三つ星レストランの料理人、オペラ座にマンガ喫茶を開いた起業家など全10人が登場。彼らのユニークかつパワフルな暮らしぶりに驚かされる。

【6位】『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』 林 英恵 あさ出版 1470円
就職活動に失敗した著者が名門・ハーバード大学に入れた経緯や、入学後に何を学んだかが綴られる。ランキングの選者・濱田さんは「読むと“私も頑張ろう”と思える」と語る。

【7位】『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』 シェリル・サンドバーグ/著 村井章子/訳 日本経済新聞出版社 1680円
フェイスブックのCOOである著者が、自身のキャリア、家庭生活、子育てなどを振り返った話題作。働く女性やリーダーたちにとって、道しるべとなりうる逸話が詰まっている。

【8位】『オラオラ女子論』 蜷川実花 祥伝社 1500円
カッコよく、かわいく生きるための“蜷川流女子論”が紹介された一冊。カラフルなデザインで、濱田さんは「見ているだけで元気になる。参考になる言葉もいっぱい」とコメント。

【9位】『今あなたに知ってもらいたいこと』 オノ・ヨーコ 幻冬舎 1260円
2004年に行われた講演の記録や過去のインタビューを元に、オノ・ヨーコ自身の加筆によって誕生したメッセージ本。自分らしく生きることを貫いてきた著者が、女性に語りかける。

【10位】『働きマン』(1~4巻) 安野モヨコ 講談社モーニングKC 各540円
寝食を忘れ仕事に没頭する女性編集者・松方弘子の日々を描いた人気マンガ。濱田さんは「働くことに悩んでいる女性は主人公に共感でき、結果的に癒されるはず」と本作を推薦。

取材・文(ランキング部分)=澤井 一
(ダ・ヴィンチ10月号 「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」より)