地球がメロンの大きさだったら…? 科学の世界のスケール感を知ろう

科学

2013/9/30

【Q1】信号機の赤黄青の丸いレンズは、直径何センチ? 
【A1】直径25、35、45センチの3種類。

(自治体や場所によって使い分けられています)

 それって、大きいの? 小さいの? パッとはわからないですよね。でも、比較があればイメージできるのが人間。
25cmといえば、一般的なバスケットボールのサイズが直径25cm弱。つまり、一番小さなサイズの信号機には、バスケットボールが3つ並んでハメ込まれているのと同じなのです。

「おお、けっこうでかいな」

 今、あなたは両手を広げて「こんなもんかな」と想像して、体感しましたよね? たかだか信号機ですらそんなふうに感じるのだから、科学の世界なんてますますイメージしづらいに決まってます。そこで第2問。

【Q2】もしも地球がメロンの大きさだったら、月の大きさは?
【A2】月はメロンから4メートル離れたところにあるウメの実。ウメの実は1カ月かけてメロンの周りをめぐります。

 つまり、あなたの頭の大きさとウメの大きさの比、それが地球:月なのです。
目を閉じてイメージしてください──3、2、1。

「そんなに月って小さいの? ていうか、地球でかっ!」

体感しましたか? その実感を得るためのとーっても分かりやすくて楽しい1冊。それが『科学の世界のスケール感をつかむ~もしも地球がメロンの大きさだったら』(小谷太郎:著、画・KAERUKOVA:画/ベレ出版)なのです。

 『科学』なんて言葉が出てきただけで、小難しい本を想像しがちですが、心配は無用です。この本のほとんどがイラストとその簡単な説明だけで描かれており、科学の世界におけるサイズ感……スケールを体感できるように構成されているのです。。

 例えば、地球がメロンだとするならば、太陽は1.5km先にある直径14mの気球。気球の太陽に合わせて太陽系の惑星を見ていくと、火星は気球から2.3kmのところにあるミカン(6.8cm)だし、はずれにある天王星は気球から29km離れたバランスボール(51cm)で、海王星は45km離れたバランスボール(49cm)。

 あれあれ? またイメージできなくなっちゃったじゃん? 29km、45kmってどんだけ遠いのよ? と思いますよね。でも、それも大丈夫です。東京駅上空に太陽があるとするならば、天王星のある29km地点は横浜市、海王星のある45km地点は鎌倉市──どうです? つかめましたか?

「大きいスケールをつかむ」ために地球をメロンサイズに例えたり、「小さいスケールをつかむ」ために、「もしも原子核がパチンコ玉の大きさだったら」「もしも花粉の粒が100トンだったら」「地面だって成長している」など、興味深い内容が詰まっているのですが、最後は「時のスケール」をつかむための「もしも宇宙のはじまりから現在までを1年に縮めたら……」というとてつもないスケールの話になります。

 宇宙が誕生してからの138億年を1年間に押し込めてしまったとしたら……と、大まかなカレンダーで宇宙の歴史を教えてくれるのですが、ここで最後の問題です。

【Q3】地球が生まれた日、人類が誕生したのは、それぞれ何月何日になるでしょう?

 答えは……ぜひ、本書を手にとって確かめてみてください。

文=水陶マコト