史上最速の片付け術!? たった1日で汚部屋をきれいにする方法とは?

生活

更新日:2014/12/26

 何年もかけて積もり積もった荷物で、足の踏み場もない。そんな汚部屋が、たった1日で、見違えるほどきれいになる方法があるという。

 9月26日に発売された『マンガでわかる!片づけ+収納術』(学研パブリッシング)の作者・宙花こよりは、家族そろってズボラで、何年も汚部屋の実家で生活していたそう。それが、たったの8時間で汚部屋脱出したというのだ。ズボラでもたった1日で汚部屋脱出する方法とは、いったいどんなものなのだろう?

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 ここで紹介されている片付けの方法は、実はわずか3ステップ。

 1、「今使うか」「今使わないか」に分ける。
 2、「今使わないモノ」は捨てる。
 3、「今使うモノ」をしまう。

たったのこれだけなのだ。

 このときに大切なのは「今使ってるか」「今使ってないか」のみで判断すること。こんなことで本当に汚部屋脱出できるのかと疑問に思うかもしれないが、全体の8割を占めるというこの仕分け作業を乗り越えれば、あっという間に汚部屋から美部屋へと変身させられるのだ。

 まずは、部屋にブルーシートを広げて家に残すものと残さないものを分けることから始める。たとえば、本は「表紙のみ見て中は開かない」。「いつか読もう」も禁止。もう発売されていないものだと、ついつい「プレミアがつくかも」とか「もったいないし」と思いがちだが、本は劣化が激しいのでよほど保管状態が良いものでないとプレミアがつくものはない。ビデオやDVDも「いつか見る」「いつか読む」という人に限ってその日は来ないので、諦めてどんどん捨てていくことが大事。ただし、昔もらった賞状や通知表、過去のレシートや取扱説明書など、見返すほどではないけど捨てるのはちょっと…というものたちはすべてデジカメで写真を撮ってデータ化してしまうそう。

 また、持ち腐れしやすい洋服も思い切って捨てていかなければならない。ついつい同じような色の服を買ってしまったり、セール品で安かったからと買ってはみたけど、まったく着なかったりするものって意外と多い。そこで、「同じような服は1着残して捨てる」とか「1年を通して1~2回しか着なかった服は捨てる」「新しい服を買う予定ができたらその分何か捨てる」といったルールを決めておくとその後も洋服の片づけで困らなくて済む。1度も着ない服を捨てるのはもったいないと思うかもしれないが、そう思うのなら今度からは必要なものを買って大切に着ようと思えばいい。

 そして、片づけられない人に共通するクセというのが「消耗品のストック」だ。紙袋やビニール袋、段ボールを溜めこんだり、ティッシュやトイレットペーパー、乾電池、洗剤といったものをついつい買いこんでしまう。物が多いとそれだけで美部屋になりにくくなってしまうので、必要な時に必要なものを買うようにするべき。

 そうやっていらないものを処分したら、あとはラストスパート。本棚などはあえて隙間を残すように収納し、物の定位置を決める。そして、小物はフタつきではなく外からでも何が入っているのかわかる入れ物に収納するのがベスト。押し入れにはキャスター付きのすのこを敷いてヒーターなどの電化製品をしまったり、つっかえ棒を使ってクローゼットを作ったりしながら収納していく。季節ものを前後に分けて収納し、その都度入れ替えるのもいいが、上段の手前部分をあえて空けたままにしておいて、アイロンスペースにすることもできる。

 荷物が多いから。実家暮らしだから。どうせすぐ汚くなっちゃうし…と諦めていたあなた。これを読んで実践すれば、あなたもたった1日で汚部屋から脱出できるかも?

文=小里樹