20代女性書店員が選ぶ～後味の悪さがクセになる小説ベスト3～

書店員・皆川

10月に入り、すっかり過ごしやすい季節になりました。前回は“心に染み渡る恋愛小説ベスト3”と題してお送りした本企画。今回は、ガラリと雰囲気を変えて、秋の夜長にあえて読みたい“後味の悪さがクセになる小説ベスト3”をお届けしたいと思います。読後感がなんとも言えない…でも何故かクセになってしまう…そんな小説を電子書籍読み放題アプリyomel.jpの配信作品の中から厳選してご紹介します！

©池松江美／太田出版

『男性不信／池松江美（辛酸なめ子）』

今から男という生き物の愚かさを発表したいと思います――

“雑誌『hon-nin』連載時から話題騒然!! 男=淫獣たちとの果てしない格闘を綴った、辛酸なめ子(本名・池松江美)の半自伝的小説! 男は全員強姦魔予備軍なのでしょうか……? 辛酸なめ子の原点。女たちの苦しみ、哀しみ、悔しさ、そして私のトラウマが渾沌と溶け合い、熱い塊となってこみ上げます。

独特の視点で男性をぶった斬る表現には度肝を抜かれますが、男女共に共感できること間違いなし！

©貫井徳郎

『籠の中の鳥たち　ハーシュソサエティ／貫井徳郎』

近未来の極刑社会を背景にした、クローズド・サークル本格ミステリ！

“大学の写真同好会の1年生メンバー6人は、技量向上のために別荘に合宿に訪れていた。オフシーズンの平日の別荘地、絶景を探してシャッターを押していたとき、一つの殺人が起こる。不意に起こった、事故のような殺人だったが、それがすべての始まりになった。

「つまり、犯人はいないってことになる」冒頭の謎の一文に辿りつくまでの展開と、衝撃のラストに注目です！

©平山夢明

怖い本／平山夢明

日常の虚を突くような生の人間が味わった恐怖譚の数々を

“祭りの夜の留守番、裏路地の影、深夜の電話、風呂場からの呼び声、エレベータの同乗者、腐臭のする廃屋、ある儀式を必要とする劇場、墓地を飲み込んだマンション、貰った人形…。ある人は平然と、ある人は背後を頻りに気にしながら、「実は…」と口を開いてくれた。その実話を、恐怖体験コレクターの著者が厳選。

自分にも起こるかもしれない…？！身近だからこそじわじわと迫り来る恐怖をご堪能下さい

電子書籍読み放題アプリyomel.jpでは1,000冊以上の作品がなんと全て読み放題！ドラマ化で話題の作品、本格ミステリー、恋愛小説、ライトノベル、実用書など、必ず読みたい作品が見つかるはず！早速アプリを無料でダウンロード！