読書会で遊ぶ！？ 新しいスタイルの書評ゲーム「ブックポーカー（仮）」を体験しよう！

『ビブリオバトル　本を知り人を知る書評ゲーム』（谷口忠大/文藝春秋）

　今では日本中の書店や図書館、ブックカフェなどで開催されるようになったビブリオバトル。おすすめしたい本の魅力を1人5分でプレゼンテーションし、投票で「チャンプ本」を決定するという、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの「書評合戦」だ。

　もともとビブリオバトルは、立命館大学情報理工学部の谷口忠大准教授が、大学で一般的に行われていた輪読会（1冊の本を全員が順番に読んで毎回代表者が解釈を発表、その問題点について話し合う）の問題を解決しようとして生まれたもの。課題本を選ぶのが難しい、代表者以外は本を読んでこないことが多い、代表者もうまくまとめきれずダラダラ話すだけといった問題を逆手に取ったルールにすることで、子どもから大人まで気軽に楽しめるものとなった。

　ビブリオバトルと同じような出発点から生まれたゲーム感覚の読書イベント「ブックポーカー（仮）」が29日に渋谷で開催される。

　「ブックポーカー（仮）」は、一般の人にはややハードルが高い読書会を、もう少しカジュアルにゲーム感覚で楽しめるものにできないか？という思いから生まれたものだ。

　ルールはいたって簡単で、参加者がそれぞれ持ち寄った本を、参加者同士で会話をしながらタイトルの当てあいをするというもの。イメージとしてはインディアンポーカーのような会話しながら楽しむ心理ゲームだ。もちろん何の手がかりもなく相手の持ってきた本を当てるのは不可能なので、このゲームならではのヒントルールが用意されている。ただし、ヒントを活用しながらも、会話だけで推理しなければならないので、参加者は話術が問われることになる。また、このゲームでは、どの参加者が持ってきた本が面白そうかを投票した結果もゲームの勝敗に関係するため、会話時は相手に自分の本のタイトルがばれないようにしつつ、魅力も伝えていく必要があるらしい。

　ビブリオバトル同様、このゲームでも、その本を読んで自分がどう思ったか、どうしてその本を選んだのか、そういったことを自分の言葉で話すので、その人の人となりを知ることもでき、素敵な本との出会いにもつながる。知らない人同士でも、趣味や考え方が似ていて意気投合することだってあるかも。

　主催者によれば、「ブックポーカー（仮）」はまだテスト段階で、今回はじめて開催するイベントを通じて、参加者と一緒にこのゲームを創っていきたいとのこと。本が好き、ゲームやイベントが好き、という方はぜひ参加してみてはいかがだろうか？

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日時：10月29日（火）19時～21時30分
場所：VOYAGE group 会議室
参加費：無料
持参物：本3冊
定員：30名
主催：ツブヤ大学／Booklap

＜参加申請はこちらから＞
Facebookページ：http://goo.gl/m9goxL
Google フォーム：http://goo.gl/QDCXWr
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読みたガールも参戦！

本サイトで連載中の、本好き美女がオススメ本を毎日更新で紹介するグラビア企画「読みたガール」に登場した女の子たちも、この「ブックポーカー（仮）」に参加します！読みたガールと一緒にイベントを楽しもう！