現役東大生たちが考えた“頭がよくなるおやつ”とは!?

食・料理

更新日:2017/4/13

 来年1月の大学入試センター試験をはじめ、受験生にとっては苦しいシーズンがついに到来。受験生もさることながら、健闘を見守る家族にとっても、どんなサポートができるか悩む季節だろう。……が! そんな人にとっておきのレシピ集が先日発売された。それはズバリ、東大生たちが考えた“学力とやる気を上げる”おやつレシピだ。

 『アタマとカラダが冴える! 東大おやつ教室』(新潮社)は、東大を中心に、さまざまな大学や専門学校からのメンバーで構成されている「東大料理愛好会」による、初のおやつレシピ集。この本から、東大生お墨付きの“脳力アップ”間違いなしのおやつレシピを紹介しよう。

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 まず、「疲れた脳が活性化」されるのが、はちみつを使ったおやつ。はちみつは約8割が糖分、しかもほとんどがブドウ糖と果糖でできている。ブドウ糖は“脳のガソリン”ともいえるものなので、勉強や仕事で集中しすぎて疲れた脳にいいらしい。定番ながら、レモン果汁とはちみつを水やソーダと割った「はちみつレモン」は超がつくほど簡単なので、おやつづくりに不慣れな人にオススメ。カットしたさつまいもをサラダ油をひいたフライパンでカリカリになるまで焼き、はちみつとバターをレンジでチンしてつくったはちみつバターと和えた「はちみつポテト」なら、腹持ちもいいので食べ盛りの男子にピッタリかも。

 また、集中力を持続させるのに必要なのがカルシウム。とくにチーズのカルシウムは吸収力が高いのだとか。そこで東大生たちによって考案されたのが、「バナナチーズの春巻き」。角切りにしたバナナとクリームチーズを和えたら春巻きの皮で包み、油で揚げるだけの一品だ。カロリーが気になる人には、豆腐とチーズでつくった「豆腐チーズケーキ」もいい。さらに、チーズとともにカルシウムがたっぷりの煮干しだって、おやつに変身! 粉状にした煮干しを薄力粉や卵と一緒に混ぜて棒状にして揚げ、砂糖衣を絡めれば「煮干し粉かりんとう」の完成だ。

 続いて、“脳の情報伝達に関わる神経細胞に欠かせないレシチンが豊富なおから”でつくるのは「おからナゲット」。おからにパン粉や片栗粉、マヨネーズ、鶏ガラスープの素、炒りごまなどを混ぜ、ほんのりきつね色になるまで焼けば、甘い物は苦手な人もうれしいおやつの出来上がり。レシチンは脳の老化予防や動脈硬化予防もあるというので、大人にもピッタリのおつまみかも。

 「脳力アップ」のほかにも本書では、アタマとカラダを効率よく動かすために必要な「気分転換」になるおやつや、「快眠」のためのおやつ、「体調管理」のためのおやつなども紹介。どれも受験生にとってありがたい効果が期待できるものだ。このおやつで東大合格!……とはいかないかもしれないが、受験生をバックアップする家族のみなさんは、ぜひ本書のレシピを参考にしてみてほしい。