ああ、プニプニの魅力 デブとぽっちゃりのちょうどいい境目をむっちり写真集から考察

社会

更新日:2014/4/17

 ぷに子、マシュマロ女子など、さまざまな呼ばれ方をするようになったぽっちゃり女子たち。2次元でもぽっちゃり女子を主人公にした作品が増えているし、3次元ではぽっちゃり女子のための雑誌が創刊されるほど。

 ただ、ぽっちゃりの基準なんて曖昧で、とくに男子と女子の間では“ぽっちゃり”の範囲が大きく異なることが多い。ガリガリはイヤだけど、さすがにたぷたぷのお腹やお尻はちょっと…などというわがままな男子も少なくない。そんな注文の多い男子にもオススメしたいのが、「思わずつかみたくなる」がキャッチフレーズの写真集『むちり』(岡戸雅樹/扶桑社)だ。10月18日に発売されたこの写真集では、太っているわけではないが、思わず掴みたくなるようなほどよい肉付きの女の子たちを紹介している。そんなむっちり女子の魅力は、どんなところに表れているのだろう?

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 まず、むっちり女子のパツパツ感。むっちり女子が服を着たら余計なシワなどできず、シャツもホットパンツも水着もスカートもパツパツになる。タイトなスカートで強調される丸いお尻は、お尻フェチに目覚めさせるくらいのインパクトがあるし、水着なんておへその形までくっきりとわかるほど。シャツも、パツパツだからこそできるボタンとボタンの間の隙間から、チラリと見えるブラや素肌にドキッとする。むっちり女子は、ぴったりフィットした服を着ることで、女子にしか出せない、女子ならではの丸みや体のラインを際立たせることができるのだ。

 また、スカートや靴下などで締め付けられた上にかすかにできる盛り上がったお肉に女の子らしさを感じる人もいるはず。ズボンやスカートのウエストでキュッと締まった上にちょこっと乗っているお腹のお肉やニーハイを穿いたときにできる太ももの段差。ブラからはみ出た脇のお肉にパンツからちょっとはみ出たお尻のお肉。マニアックなところでいくと、ブラで締め付けられた背中のお肉の盛り上がりがキャミの上からでも透けてわかる感じもたまらない。それに、むっちり女子はスカートを履いていても足を閉じれば太もものお肉でパンツを隠せる。その見えそうで見えないショットも、男の妄想を掻き立てる大事なポイントなのだろう。

 そして、そんな服の締め付けなどよりもさらに女の子のやわらかさを伝えてくれるのが、自分の手でお腹や足の肉を掴んでいる写真だ。胸の上の部分を押すとむにっと埋まる指。太ももを両手でぐにっと掴んだときのお肉。体操座りしたり足を組んだときに、押し潰される足の肉。指でわずかに掴めるぐらいのぷにっとしたお腹。お尻と太ももの境目にできる指でつまめるくらいの肉の段差。掴んでいる肉の量などで、見ている方にもそのやわらかさやどれくらいのムチムチ感かといったところまで伝わってくる。女の子同士で集まって二の腕を掴んだり、太ももを掴み合っている姿を見たら、男じゃなくても触ってみたくてたまらなくなるはず。

 ほどよい肉付きのむっちり女子は、やわらかさと女性的な身体のラインを最大限に引き出し、男を惹きつける究極の体型なのかもしれない。

文=小里樹