第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞 受賞作発表!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/22

第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞の受賞作が決定した。

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ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞とは、2005年にスタートし、昨年募集分までで7回を数えた「ダ・ヴィンチ文学賞」に代わって創設された文学賞。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』らしく、「本にまつわる物語」を対象とした文学賞だ。本がストーリーの中で重要なアイテムとして使われていたり、書店や図書館が舞台だったり、作家が重要な人物として登場するなど、ストーリーの中で本にまつわる要素が含まれていることが求められる。

第1回目となる今回は全部で219作品の応募があった。読者審査員および書店員審査員155名、そして弊誌編集スタッフによる最終選考を経た結果、大賞受賞作は藤石波矢『初恋は坂道の先へ』に決定、読者賞として、やながさわ かだ『イワレ奇譚』が選出された。

【大賞】 賞金100万円
『初恋は坂道の先へ』藤石波矢

ふじいし・なみや●1988年栃木県生まれ、東京都在住。大正大学文学部、東京ビジュアルアーツ映画学科卒業。現在派遣社員。

【読者賞】 賞金10万円
『イワレ奇譚』やながさわ かだ

やながさわ・かだ●1973年奈良県生まれ。同志社大学文学部国文学専攻卒業。

「本の物語」大賞特設ページでは、審査員からのコメントを受賞2作品それぞれに紹介している。さらに、1月6日発売の『ダ・ヴィンチ』2014年2月号では、受賞者のコメント、受賞作のあらすじがあわせて発表される。2月6日発売の『ダ・ヴィンチ』2014年3月号では、大賞受賞作『初恋は坂道の先へ』の一部が掲載予定となっている。

最終候補作や、募集要項など、詳しい情報は「本の物語」大賞特設ページで確認してみてほしい。