パンケーキに続く、2014年ブームの予感 エッグベネディクトって?

食・料理

2014/1/11

 2013年、日本中に吹き荒れた空前の「パンケーキ」ブーム。専門店が次々に開店し、有名店である「エッグスン シングス」や「bills」、「カフェカイラ」などはいまなお大行列がつくられている。

 このパンケーキに続いて、2014年のブームになると目されているのが、「エッグベネディクト」。“ニューヨークの朝食の女王”と呼ばれているセレブ御用達のレストラン「Sarabeth’s」が日本に上陸し、この店の看板メニューのひとつでもあるエッグベネディクトに熱い注目が注がれているのだ。そこで今回は、エッグベネディクトを自宅でも楽しめる簡単レシピを『Theエッグベネディクト&フレンチトーストレシピ』(藤沢セリカ/河出書房新社)から紹介しよう。

 そもそもエッグベネディクトというのは、イングリッシュマフィンの上にポーチドエッグをのせ、オランディーズソースをかけた食べ物。「オランディーズソースって何?」という人も多いかと思うが、これは卵黄に少量の水と塩・こしょう、レモン汁、そして溶かしバターを加えて混ぜ合わせたもの。ざっくりいうと、濃厚で酸味のないマヨネーズのような味わいだ。早い話がパンに卵とソースをかけただけなので簡単そうに思えるが、じつはこれが結構難しい。

 まず、難しさのひとつが、ポーチドエッグづくり。水が沸騰した鍋に卵を割り入れ、固めたものがポーチドエッグだが、湯の中で卵白が広がるし、手間取っていると黄身に熱が入りすぎて肝心の半熟感が失われてしまう。成功の秘訣は、湯に必ず塩と酢を入れること。これは塩と酢に卵白を固める働きがあるためだ。さらに、卵は鍋に1個ずつ入れてつくること。いっぺんに何個もつくるのは、素人にはまず無理だと諦めよう。

 しかし、忙しい朝に家族分のポーチドエッグをいちいちつくるのはイヤ! という人のための裏ワザもある。ラップにサラダ油をぬってココット皿などにかぶせ、そこに殻を割った卵を入れたら、ラップに空気が入らないよう卵を包む。そしてラップの先を輪ゴムで縛り、沸騰した湯に投入! こうすれば3~4分で出来上がるという。湯に直接入れる方法のように卵白のふわふわ感は味わえないが、一度に4個まではつくれるそうなので、みんな同時に食べ始めたいときには便利だろう。

 また、オランディーズソースも卵黄を湯煎にかけたりと手間がかかるが、簡単な方法を本書は紹介。通常は使わないプレーンヨーグルトとマヨネーズを加え、卵黄、塩・こしょうを混ぜ、レモン汁を入れたらまた混ぜ、最後に溶かしバターを少しずつ加えながらよく混ぜる。基本のつくり方よりもサッパリした味になるが、コクはしっかりあるそうだ。

 エッグベネディクトの楽しみは、トッピング次第で味に変化がつけられること。本書には、「まぐろとアボガド」や「ビーフステーキとクレソン」、「ホタテとオレンジ」など、朝食にはもったいないメイン級になり得るレシピが満載。イングリッシュマフィンの代わりにおでんの大根を置いて、その上にさつま揚げとポーチドエッグ、オランディーズソースをかけた究極のアレンジまで紹介されている。

 今年、大注目のエッグベネディクト。半熟卵のとろーり感と濃厚なソースは、きっと新年から口福をもたらしてくれること間違いなしだ。