スーツに学ラン、軍服、執事、佐川男子……本当に萌える男の制服

マンガ

更新日:2014/4/14

 学ラン、スーツ、警察、執事……。みなさんも、男の制服姿を見てキュンときたことがあるのではないだろうか。しかし、制服を着ていれば誰でも萌えるのかと言われるとそうでもない。きちんとその制服なりの萌えポイントを押さえていなければ、どんなにイケメンだろうと萌え度は半減してしまうのだ。そこで、12月17日発売の『胸キュン★制服男子コレクション』(レッカ社/カンゼン)から、その制服の萌えポイントを紹介してみよう。

 学生服の定番であるブレザーと学ランにも、それぞれ違った魅力がある。まず、学ランの場合、上までしっかりとボタンを留めることでストイックさが出るし、あえて崩さずに着ることで色気が増す。それに、不良やヤンキーといえば学ランというイメージも強い。硬派な男らしさをアピールするという点においては、ブレザーよりも秀でているはず。いずれにせよ、どんな時代のどんな人でも変わらず着こなせるスタイルは、やはり学ランならではの魅力だろう。一方、ブレザーは自由度がかなり高いのが特徴。きっちり着るとスーツにも似た感じになるので、大人びた雰囲気を与えるが、シャツのボタンを外して中にシャツを着るとルーズさが増してやんちゃな少年っぽさが出る。そして、ちょっと大きめのセーターやカーデを着て、手の甲が半分くらい隠れる“萌え袖”にすれば、かわいさやあざとさが一気にアップ。ブレザーは、着る人によっていろんな表情を見せてくれるのだ。

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 また、スポーツのユニフォームにもそれぞれの萌えどころがある。たとえば、公式ルールによって細かく規定されているテニスウェアの場合、半袖襟付きのポロシャツや膝頭が隠れない丈の短パンなど、「清潔でプレーにふさわしいと認められたもの」でなければならないそう。だから、テニスウェアにはさわやかなものが多いのだ。それに、動きやすいようにゆったりしたハーフパンツを着用しており、シャツの裾も外出しが主流なので、ひるがえる裾やそこから覗くお腹や太もものチラリズムもたまらないみたい。

 そして、年末年始のこの時期には見る機会も増える神官姿。日本古来の狩衣や衣冠からは、脈々と受け継がれてきた日本伝統の美しさがある。服装はゆったりしているけど、手やうなじ、首元など、わずかに見える肌が男らしく筋張っているところを見ると、そのギャップにキュンとくる。また、服だけでなく、笏や烏帽子といったアイテムも、過去に「タイムスリップしたかのような錯覚」を与えてくれるので、その感覚も楽しいのだろう。

 さらに、1月18日から映画が公開される『黒執事』では、執事のセバスチャン役として燕尾服を着た水嶋ヒロが登場するが、ストイックで紳士的な執事の制服が好きな人も多いはず。黒い燕尾服と対比する白い手袋は、清潔感をアピールしつつ、素肌が見えないことで生まれるエロティックさもかもし出してくれる。襟もとも、好みによって蝶ネクタイやリボンタイ、クロスタイなどを使い分けることができるし、『黒執事』のセバスチャンと同じように、ネクタイでビシッと決めるのもいい。片眼鏡や懐中時計など、アンティークなアイテムと合わせることで、より格式高い雰囲気をアップさせることもできる。

 ほかにも、最近人気の佐川男子をはじめとする宅配員の制服やコンビニ店員の制服、柔道着や軍服といった制服の萌えポイントが細かく紹介されている。この本を読んだ後は、あなたも街中や学校で制服姿の男子を見るたびに、思わず萌え度チェックしてしまうかも!?

文=小里樹