高橋大輔は現役続行!? 旧知の仲・中野友加里に胸中を赤裸々告白

スポーツ

公開日:2014/1/22

 いよいよ2月7日の開幕が迫ってきたソチオリンピック。各種目ともに日本代表が決まって気分も盛り上がってきたが、中でも特に注目を浴びているのはフィギュアスケートの選手たちだ。特に男子は、代表の最終選考会を兼ねた日本選手権で熾烈な争いを見せたこともあり、メダル獲得への期待が高まっている。その日本男子フィギュア界を引っ張ってきた高橋大輔は、27歳という年齢も相まって、自ら「最後のオリンピック」と第一線から退く意志をちらつかせており、動向が気になるファンも多いはずだ。

 しかし、高橋はあるインタビューで、2018年に韓国で開催されるピョンチャンオリンピックを目指す可能性を示唆しているのだ。

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 それは、元フィギュアスケート選手・中野友加里氏のインタビュー集『トップスケーターの流儀 中野友加里が聞く9人のリアルストーリー』(双葉社)でのこと。高橋は、中野から「ピョンチャンまでがんばれる気は、あまりしないでしょ?」と問われると、「いやいや、やれるなら、やるかもしれないよ(笑)」と含みを持たせたうえで、「先のことはわからないよ。でも、この際やってみてもいいかな、と。まあ、現実問題、できないとは思う。そうしたい気持ちはやまやまだけど」と精神的にはまだまだスケートに対する熱意・意欲が十分にあることを明らかにしている。

 スケートを辞めた後のことを聞かれても、「この先のことは全然。まだ引退するかどうかも、考えたくないぐらいだからね」「俺なんて、辞めてからいつまでも、うじうじしてそう」と引退への未練を隠さない。

 仮に引退したとしても、スケートに関わる仕事以外は考えていないという高橋。ステップやしなやかなダンスの評価が高いだけに、振付師に向いていると言われることも多いようだが、本人は「絶対にいや」と断固拒否。その理由はというと、「自分の振り付けたものを、自信を持って人に与えられないから」だという。

 高橋自身は振付師よりはコーチの方が向いているとしながらも、性格を考えると名コーチにはなれないだろうとこぼしている。ならば、体力と気力が保てるうちは現役を続けてほしいと思うファンも少なくないはず。とはいえ、高橋の今後は、ソチでの演技次第というのが正直なところではないだろうか。まずは目前のソチオリンピックで、高橋らしい演技を見せてくれることを期待したい。