「よく笑う」が第一条件 芸人の嫁が明かした「芸人の嫁になる方法」とは?

芸能

公開日:2014/2/4

 お笑い芸人は、とにかくモテる。ロンドンブーツの田村淳やダウンタウンの松本人志、加藤茶、FUJIWARAの藤本敏史、品川庄司の庄司、東MAXなど、美人な奥さんをゲットしている人もたくさんいる。おもしろくてかっこいいときたら当然なのかもしれないが、なかには自分も芸人の奥さんになりたいと思ったことがある人もいるのでは? しかし、芸人の嫁になるのはなかなか大変そう。

 そこで、12月25日に発売された『芸人の嫁になりました。』(カキウチユウコ/サンマーク出版)から、芸人の嫁になる苦労や適性などを紹介してみよう。

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 まず、芸人の嫁になるなら芸人に理解があって協力的な人の方がいい。作者のカキウチユウコは、旦那であるピン芸人・タカタ先生の仕事を理解するため、自らもR-1に出場したことがあるほど。さすがにここまでする必要はないかもしれないが、芸人という仕事を理解してくれる相手がいいのは間違いない。特に、若手芸人はネタや小道具を自分で用意するので、サラリーマンが「このワイシャツのりづけお願い! ズボンに折り目つけといて~」と言うのと同じように、「このゾンビのシャツに血のりお願い! ズボンボロボロにしといて~~」と言ってくるそう。

 ときには、「“もし桃太郎がナルシストだったら”っていうイラストよろしく――」と言われることも。それに対していちいちイライラしたり、「なんで私が…」と思ってしまう人は、結婚すると苦労しそうだ。また、ライブなどで自分の話を盛ってされることもあるので、ネタにされても気にしない度量も必要なのかもしれない。

 でも、なんでもかんでも言われるがまま、尽くせばいいかというと、そうでもない。それでは、奥さんに不満が溜まってしまう。そうならないためにも、奥さんになるなら、なんでも楽しめる人やノリのいい人が向いているようだ。たとえば、芸人の旦那さんに家事を手伝わせたいときは、「大そうじ一緒にやらない? シンデレラのコントで!!」というふうに、コントとして持ちかけるといいそう。このときのポイントは2つ。ひとつは、自分に都合のいい設定にすること。もうひとつは、やるからには自分もノリノリでやること。恥も捨てて「さあシンデレラ! 掃除機をおかけっ」と命令すれば、瞳をうるうるさせ「お義母さま私もパーティーに行きたいっ」と言いながらも手伝ってくれるそう。

 そして、休みの日にはわさび入りシュークリームなど、芸人風の罰ゲームを用意して、トランプのような子どもがやる遊びで盛り上がるし、ホームパーティーでは夫の書いた台本で夫婦漫才をすることもあるという。こういったノリを楽しめる人なら、結婚後もお互いハッピーに暮らせるはず。

 そして、普段は人前でボケているのに、実はナイーブな人が多いという芸人。タカタ先生も、結婚してみるとプライドが高く、本音を言わない。カッコつけで自信がなく、恥ずかしがり屋な男だったそう。それに、スベるとヘコむので、落ち込んでトイレに引きこもるほかにも、おどけたり、強がったり、キレることもあるという。だから、よく笑ってくれる人や話を聞いてくれる人は絶対条件。とにかくよく笑う女性は、それだけで芸人の力になっているのだ。

 大変なこともたくさんあるけど、どんなときでも笑って楽しめるなら、あなたも芸人の嫁に向いているはず。ただ、まずは芸人と知り合うところから始めなければならないので、そっちの方が大変かもしれないが。

文=小里樹