本日の読書美人 「水野夏子」さんのおすすめ本
更新日:2014/3/12
撮影:山本哲也
切なくもなりました。
姉が弟を思いやる心理描写で物語の背景を説明されているのが印象的でした。
弟の結核がわかり、自分では何もできない、結局は自分を責めてしまいます。
姉が蕎麦屋さんから鍋焼きうどんを持ってきて食べさせるシーンがとても心に残っています。
結核の恐ろしさをわかっていながら、一緒に食べようと言ってくれる姉。
弟が姉の優しさに姉の幸せを願っていることがとても伝わってきました。
苦しい家庭環境だったのに、姉の弟への愛。素晴らしいものでした。