初めてでも大丈夫! 投資を基礎から学ぶ本ランキング

マネー

公開日:2014/3/13

 いよいよ4月から消費税率がアップ。その前に家計を見直そうという人や、難しそうだけど、株や投資を始めてみようという人もいるだろう。そこで今回は、独立系ファイナンシャルプランナーとして活躍中の神戸孝さんに“投資を基礎から学ぶ本10冊”をランキング形式で紹介してもらった。

■1位『億万長者をめざす バフェットの銘柄選択術』 メアリー・バフェット、デビッド・クラーク/著 井手正介、中熊靖和/訳 日本経済新聞出版社 1700円(税別)
相場を張ることなくウォール街で巨万の富を成したバフェットの流儀に沿った、23のレッスンを紹介。学ぶうちに投資力が身につくことから、全米でベストセラーとなった入門書。

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■2位『ピーター・リンチの株で勝つ [新版] アマの知恵でプロを出し抜け』 ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド/著 三原淳雄、土屋安衛/訳 ダイヤモンド社 1800円(税別)
伝説のファンドマネジャーとして知られるピーター・リンチが、アマチュア投資家の強み、株式投資の極意、体験談などを語る一冊。ユーモラスな語り口で、読みやすいのも特徴。

■3位『知らないと損する 池上彰のお金の学校』 池上 彰 朝日新書 760円(税別)
“わかりやすい解説”でおなじみの池上彰による、お金の仕組みに関する解説書。ランキングの選者・神戸さんは「お金に関してこれから学ぶ人は、最初にこの本を!」と語る。

■4位『「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる 基礎の基礎講座』 細野真宏、マネー経済プロジェクトチーム/編 講談社 1300円(税別)
お金の運用を初歩の初歩から解説すべく、平易な言葉で書かれた入門者向けの一冊。身近なたとえ話や実例が多数収載され、用語には振り仮名が振られるなど、親しみやすさ抜群。

■5位『だれかを犠牲にする経済は、もういらない』 原 丈人、金児 昭 ウェッジ 857円(税別)
欧米で活躍する事業家・原丈人と、経済・金融・経営評論家の金児昭の対談を掲載。長期的な視点に立って新たな価値を創造する“実業”の重要性や、資本主義の未来が語られる。

■6位『プロが教える 決算書を見れば「儲かる株」は見分けられる』 杉山 浩、松下 律 こう書房 1400円(税別)
決算書や有価証券報告書に記載されているデータを、分析するための方法が書かれた手引書。神戸さんは「入門書を読み、本質を知った後、本書のような実務系の本を」とコメント。

■7位『〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと』 朝倉智也 ダイヤモンド社 1600円(税別)
神戸さんが「NISAと好相性」と語る投資信託の選び方がわかりやすく紹介された解説本。金融窓口でのセールストークに惑わされない、自分だけの投信選びが身につくと評判。

■8位『内藤忍の資産設計塾あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法【第3版】』 内藤 忍 自由国民社 1650円(税別)
ベストセラー「資産設計塾」シリーズの最新版。NISAの運用時に効果的と言われる分散投資の理論と実践方法を、個人投資家向けに解説。様々な金融商品の扱い方も学べる。

■9位『地獄を見た11人の天才投資家たち』 スティーヴン・L・ワイス/著 神戸 孝、松木千賀子/訳 道出版 2800円(税別)
ウォール街で活躍し、成功を収めた投資家たちの実際の失敗談を集めたノンフィクション。「何が悪かったのか」に関する分析が、次代の投資家たちにとっての大きなヒントに。

■10位『NISAで儲けろ! 目的別投資法と金融機関の選び方』 神戸 孝 朝日新書 760円(税別)
ランキングの選者・神戸さんの著書。今年1月に始まったNISAの仕組みやルール、運用目的にあった金融機関の選び方、商品の選び方などが、わかりやすく解説されている。

取材・文(ランキング部分)=澤井 一/ダ・ヴィンチ4月号 「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」