大人なら分かって当たり前!? 最近の小学生が解いているパズル問題がこれだ!

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更新日:2014/3/31

 

 突然ですがこのパズル問題、あなたは解けますか?

【問1】?に入る数字はなんでしょう? 法則を推理して答えましょう。

●小学生の正解率:低学年49% 高学年81%
 

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?に入る数字はなんでしょう? 法則を推理して答えましょう。

 

【問2】□に入る数はいくつでしょう?

●小学生の正解率:低学年37% 高学年44%
 

□に入る数はいくつでしょう?

 

【問3】マッチ棒を3本動かして、正三角形を4つにしましょう。

●小学生の正解率:低学年18% 高学年25%
 

マッチ棒を3 本動かして、正三角形を4つにしましょう。

 

 これらは『大人に役立つ!頭のいい小学生が解いているパズル』(松永暢史、星野孝博/KADOKAWA メディアファクトリー)から選出したもの。中学受験を控えた小学生が解いている問題なんです。なぜこのようなパズルを小学生が解いているのかというと、有名私立中学の入試などではパズル問題が出題され、合格するためには必要不可欠。という訳なんですね。

 

『大人に役立つ!頭のいい小学生が解いているパズル』(松永暢史、星野孝博/KADOKAWA メディアファクトリー)
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 「中学受験なんてとっくに終わった大人には関係ないじゃないか!」と思った方も多いと思いますが、このパズルは大人にも大いに役立つ要素があるんです。
 掲載されているパズル問題は様々な思考術を組み合わせて解いていくものになっています。思考術とはどのようなものか紹介しますと、

・知識と経験で直感的に解いていく『はしご型思考
・わかったことを積み上げながら解いていく『ピラミッド型思考
・ルールを作って、もれなく1つずつ確認しながら解いていく『しらみつぶし型思考
・答えを予測し、逆算して解いていく『リバース型思考
・無駄なものを省いたり、わかりやすく置き換えて解いていく『単純変換型思考

と、いったもの。

 これらを元に作成されたパズル問題を毎日解いていくと、多様な思考術をバランスよく鍛えることができ、日常の経験不足やこれまでの経験が役に立たない場合に、ベストな思考や判断を脳が行えるようになるのです。

 例えば日常的に起こるような事ではないが誰もが経験する「夫婦、カップル同士のケンカ」を題材にして上記の思考術を当てはめていくと

はしご型思考』…経験を踏まえて仲直りの方法をシミュレーションする、ほぼ空想といえるのでスタートからズレてしまう事も多い。
ピラミッド型思考』…自分の言い分をロジカルに組み立て正当性を熱弁する、男女間では成功しづらい。
しらみつぶし型思考』…仲直りのきっかけを洗い出しそれぞれを検証していく、こじれたケンカの時にオススメ。
リバース型思考』…どういう流れで仲直りするかを想像した後、そこから遡っていき今のベストな行動を探る。相手が男性であると効果的なので女性向き。
単純変換型思考』…なぜケンカしているのかを考え、自分と相手の怒りの理由を見つけ、そこから自問自答を繰り返しケンカの核を見つけていく、危険性もあるのでライトなケンカ向き。

 このようにプライベートでの問題でも、思考術を使い分ける事で解決へと導きだせるようになるのです。「ケンカ」以外のケースでも、仕事での突然のトラブルや、ホームパーティーでの料理作りなどでも威力を発揮するでしょう。

 ちなみに先ほどの問題は
1問目がはしご型思考90%、ピラミッド型思考10%
2問目がはしご型思考70%、ピラミッド型思考30%
3問目がはしご型思考70%、ピラミッド型思考15%、しらみつぶし型思考15%
となっております、それを踏まえて考えると答えが分かるかも!

 では最後に答え合わせ。

【問1の解答】
【問2の解答】
【問3の解答】

 あなたは全問分かりましたか?本書ではこのような問題の他にもリバース型思考を使う一筆書き問題や、単純変換型思考を使う推理問題なども収録されています。
「最近脳が鈍ってるな〜」と感じるあなた、パズル問題で解いて楽しみながら脳を鍛えましょう!