セーラー服ではなく、ツインテールと機関銃!? 機関銃を持つツインテール女子が満載の写真集

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更新日:2014/4/28

 機関銃と少女の組み合わせといえば、多くの人が真っ先に『セーラー服と機関銃』(赤川次郎/角川書店)を思い浮かべるはず。しかし、3月7日に発売された写真集のタイトルは、なんと『ツインテールと機関銃』(古谷 完:著・写真 正司慎一郎、日本ツインテール協会:写真/ファミマ・ドット・コム)。さて、ツインテールと銃の組み合わせや相性はいかに!?

 まず、みなさんは、ポニーテールの女の子を見るとどんな印象を受けるだろうか。きっと、元気でアクティブなイメージが強いだろう。でも、これがツインテールになるとちょっとおとなしい印象になるのではないか。それに、ツインテールは女の子ならではの髪型でもある。あまり、アクティブだったり、運動神経がよさそうには見えないツインテールの女の子たちが、制服姿やメイド服姿などで銃を構える。その細い腕を見ても、決してさまになっているようには見えないだろう。しかし、その違和感や危うげで不安定な雰囲気が、見るものを惹きつける。

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 大人しさや女の子らしさと銃というギャップ萌えだけでなく、もうひとつギャップ萌えがある。それが、幼さと銃だ。ツインテールには、幼いイメージがある。大人になってもツインテールにしているという人はあまりいないし、ツインテールが許されるのは小学生までだと言う人も少なくない。そんなツインテールの女の子たちが、銃という幼さとは対極にあるべきものを手にしている。赤いコートに身を包んだ女の子が、床に足を投げ出してぺたんと座り、銃を構える写真や、棒つきのアメをくわえて銃を向ける子、無邪気な笑顔で銃を持つ少女。これらの写真には、ある種の背徳感がある。男は、そこにそそられるのだろう。

 さらに、ツインテールにする子はツンデレの傾向があるとも言われている。ちょっと強気なツンデレっ娘と銃の相性は、実はかなりいい。畳に寝そべってみたり、淋しげな表情でじっと見つめてみたり。その目や表情はかまってほしそうなのに、それでも相手に銃を向ける女の子は、ツンデレ感満載。こんなふうに、表情だけではわからない感情を銃が表現してくれているのだ。それに、銃は扱いにとても気を遣わなければならない武器でもある。初めて持ったときは、撃ったあとの反動など戸惑うことも多いし、狙いを定めて命中させるのも難しい。下手すると命に関わる危険性もあるのだ。しかし、慣れてくるとその扱いづらさも魅力的に思えてくる。

 もしかすると、ツインテール女子こそが、銃ともっとも相性のいい女の子なのかもしれない。

文=小里樹