マシュマロ女子に続くか？ ぽっちゃり男子の魅力とは
マンガ 更新日：2014/4/3
マシュマロ女子、ぷに子とぽっちゃり系の女子が注目を集めているが、ぽっちゃり男子も意外と根強い人気がある。そんないっぱい食べるぽっちゃり男子高校生・ヨネと彼に恋する野球部のアライが登場する『ほっぺにひまわり』（三田織/ソフトライン 東京漫画社）というBLから、ぽっちゃり男子のかわいさを見てみよう。
まず、食べるのが大好きなぽっちゃりさんたちは、食べ物を見る目からしてキラキラ輝いている。自分で育てたゴーヤに頬ずりしながら、「豚肉とよく合うんだよこれが～～」とヨダレを垂らすヨネ。休み時間には、自分で育てたミニトマトを宙にかざして眺め「これ今朝とれたミニトマト宝石みたいできれいだなって…」と、見惚れる。子どものように無邪気な顔で食べ物を見る姿は、とてもかわいらしい。
また、ぽっちゃり男子たちはとにかくおいしそうに食べる。アライが新発売のお菓子をあげると「新発売のやつ…っ食べていいの？」とキラキラした目でみつめ、両手に持って「いただきま…はっおいしいっおいしいねアライ君っ」と幸せそうな顔でほぐほぐ食べる。そんなヨネを見たら、アライが「俺ヨネちゃんの食ってるとこ見るの好きかわいい」と幸せそうな顔で眺めるのもわかる。それに、「ヨネちゃん購買部にパンもらったけど食う？」と聞くと「食う食う～！！」とはしゃぎ、河原の土手に寝そべってメロンパンをもりもり食べるのだ。これを見て、癒されないという人はいないはず。
そして、自分のぽっちゃり具合を気にしているけど、食べることはやめられない彼ら。ヨネはヒマワリの種を収穫しているときもパンを食べているし、アライに「いっつもにこにこぽよぽよしてて…かわいい大好き」と言われると、照れてモゴモゴしながらもお菓子を食べちゃう。アゴの下のお肉をぷよぷよ触ると「ぷふゥ」と笑うし、アライがほっぺにミニトマトを含んで「ヨネちゃんのマネー」と言うと「っオレそんなに顔ふくれてる…！？」と頬を押さえて照れる。アライに釣り合うような「もっと魅力的な人間になる」ためにダイエットしようとするが、なかなか続かずに隠れて菓子パンを食べることも。それでも、アライと付き合うことになって「へへ最近オレますます太ったかも…幸せ太り」と本当に幸せそうな顔で言われてしまったら、誰だって許してしまう。
見ているだけで癒されるし、微笑ましい気持ちにさせてくれるぽっちゃり男子たち。世間ではぽっちゃり女子の人気が高まっているようだが、BLでもかわいいぽっちゃり男子の時代が来るのかもしれない。
文＝小里樹
