ブームの絶景本に新機軸! 行ってみたい世界の美しい街、不思議な街

ライフスタイル

2014/4/21

 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』(詩歩/三才ブックス)や『―WONDER SPOT― 世界の絶景・秘境100』(成美堂出版)など、ブームを巻き起こしている絶景本。しかし、そんな絶景本に新機軸が登場しているよう。それが、3月10日に発売された『5日間の休みで行けちゃう! 美しい街・絶景の街への旅』(A-Works)だ。「絶景」と聞くと、普通は海や山、自然の創り出す美しさや壮大なスケールを思い浮かべると思うが、この本では、街だけに絞った絶景を紹介している。そこで、この中からぜひ行ってみたいオススメの絶景を紹介してみよう。

 まず、チュニス湾に面する高台に位置し「白と青の小さな楽園」とも呼ばれているチュニジアのシディブサイドから。かつて、カルタゴと呼ばれた国が存在していた地域でもあるこの場所には、古代の遺跡もたくさん残っている。アラブ建築とスペインのアンダルシア建築を融合した家々が連なる街で、家の外壁は白を基調としており、窓枠や扉、屋根などはチュニジアブルーと呼ばれる鮮やかな青に塗られているのが特徴だ。メインストリートの突き当たりには、街のシンボルであり、世界最古のカフェと言われる「カフェ・デ・ナット」もあるので、ここで優雅なひと時を満喫するのもいいだろう。夏は乾燥しているがとても暑くなり、冬は温暖な気候だが雨が多くなるので、4月~6月のちょうどこれからの時期が街歩きにはオススメらしい。


シディブサイド
チュニジア「シディブサイド」 (C)PIXTA(ピクスタ)

 また、絵本のような世界に連れて行ってくれるのが、フランスのコルマールという街。フランスといえば、パリやヴェルサイユ、モンサンミッシェルなどが有名だが、コルマールもまた違った魅力を持っている。ドイツとの国境近くに広がるアルザス地方に位置するこの街は、ドイツに占領されていた歴史を持つため、フランスとドイツの文化が合わさって根付いているのだ。映画『ハウルの動く城』の世界観を描く際にも参考にされたというこの街には、穏やかな運河とそこを運航するゴンドラ、淡いパステルカラーで彩られたドイツ風の家が建ち並んでいる。まさに、メルヘンという言葉がぴったりの街なのだ。


コルマール
フランス「コルマール」 (C)Fotolia.com

 そして、8万円から行けちゃうのがベトナムのホイアン。もともとは交易地として栄えた町だが、19世紀に入ると川に土砂が堆積し、貿易港の役割を果たせなくなったそう。しかし、そのことやベトナム戦争の被害が少なかったおかげで、今なお当時の町並みが残っている。ベトナムやフランス、中国、日本の人々が築いた建築が並ぶこの町は、異国情緒に溢れているので、多くの人がどこか懐かしさを覚えるはず。ベトナム版古民家ともいうべき築100~200年の古い家々に、日本人橋と呼ばれるホイアンのシンボル来遠橋。特に、ライトアップされたものやピンク色の夕焼けに染まる来遠橋は見逃せない。


ホイアン
ベトナム「ホイアン」 (C)iStock.com

 ほかにも、岩をくり抜いた家が並ぶイランのキャンドバーンや三角屋根が建ち並ぶノルウェーの世界遺産の町・ベルゲン、家の壁から扉、路地に至るまで青で彩られたモロッコのシェフシャウエンなど、まだまだたくさんの絶景を誇る街が紹介されている。日本ではあまり知られていない街もあるので、穴場スポットをチェックして今年のゴールデンウィークの旅先候補に加えてみるのもいいだろう。


コッツウォルズ
イングランド 「コッツウォルズ」 (C)iStock.com


チェスキー・クルムロフ
チェコ 「チェスキー・クルムロフ」 (C)iStock.com


アマルフィ
イタリア 「アマルフィ」 (C)iStock.com

文=小里樹