【子どもをスマホでもっとかわいく撮影するコツ】世界43万人のInstagramユーザーに愛される『ムーとたすく』著者に聞く

文芸・カルチャー

2014/5/2

ムーとたすく』(Ayasakai/ポプラ社)

14年に入り、スマートフォン用写真共有アプリ“Instagram(インスタグラム)”から生まれた書籍が、次々とリリースされている。2月には、朝食の写真とレシピの本『TODAY’S BREAKFAST シンプルで美しい、ワンプレートの朝ごはん日記。』(山崎 佳/主婦の友社)、ハリネズミの写真集『ハリネズミのダーシー Darcy the Flying Hedgehog』(塚本翔太/青幻舎)が刊行された。

そして4月にお目見えしたのが、フレンチブルドッグの“ムー”と著者の息子である“たすく”くんコンビの写真集『ムーとたすく』(Ayasakai/ポプラ社)だ。くちゃっとした顔つきの白いフレンチブルドッグと、おかっぱ頭でくりくりとした目の男の子。本書には、2人(1匹と1人)の何気なく、あたたかな約3年間が閉じ込められている。

ソファーの上でくつろいだり、顔を突き合わせて笑ったり、おもちゃを使って遊んだり、かけっこをしたり…と、まるで2人(1匹と1人)は兄弟のよう。その様子がかわいらしいのはもちろんのこと、ほぼ同じ大きさをした2人が寄り添って眠る姿には、2人だけの強い信頼関係がにじみ出ているようにも見える。

著者のAyasakaiさんによれば、「ムーさんは、たっくん(たすくくん)のお兄さん気分」なのだそうで、ムーはたすくくんに枕にされようと、羽交い絞めのようにして上から乗っかられようと、「仕方ないなぁ」とでも言いたげな顔をしている。かと思えば、お風呂上りでタオルに巻かれたたすくくんのもとへ、フラリとムーがやってきた、なんて1枚もある。まさに、2人はコンビなのだ。

さて、本書の帯には「instagramで世界一有名なコンビ」とあるとおり、2人(1匹と1人)は世界各国のInstagramユーザーに愛されている。著者のAyasakaiさんのInstagramフォロワー数は43万人を超え、「癒しのツーショット!」「Too Cute!」「太萌了(とっても萌える)」など、日本語は当然のこと、英語、中国語など各国の言葉でメッセージが寄せられている。

というのも、フォロワーが増えていったきっかけは、まずweibo(中国のTwitterのようなSNS)でムー&たすくコンビの写真が拡散されたこと。その後、アメリカのメディアで紹介されたりなど、海外から火がついていったのだ。

では、そんなに多くの支持を集める写真を撮るには? Ayasakaiさんに、写真を撮るうえで気を付けていること、ステキな写真を撮るコツを聞いてみた。

「まず、アプリ内のカメラではなく、スマートフォンについているカメラで撮影をすることです。写真を何枚か撮っておいて、家事の手が空いた時間に厳選してInstagramにアップするんです。一番のこだわりは、自然体な写真を切り抜くこと。リラックスしている2人を邪魔しないように心掛けています。また、表情がわかる写真のほうがかわいらしいので、中腰になってカメラのレンズを2人の目線に合わせます。万が一、部屋の汚い部分が写った場合でも隠せるよう、引き気味で撮るのもコツかも?」

こうして撮られた写真の一枚一枚は、とてもかわいらしく愛おしい。これは、なによりAyasakaiさんが2人のいる日常をあたたかい目で見つめ、愛情を持って残そうと考えているからだろう。きっと、同じような愛おしい瞬間が、だれしもの日常に潜んでいる。『ムーとたすく』は、いつもの日常を見つめ直すきっかけになってくれるはずだ。

文=有馬ゆえ