カゲプロ、DECO*27、Mitchie M…、ニコ動ボカロランキングから選ぶカラオケで歌うべきボカロ

音楽

更新日:2014/9/1

 10代、20代のカラオケソングとして大人気のボカロ。昨年のJOYSOUND年代別カラオケランキングでは、10代のTOP20のうち、なんと10曲がボカロで、10代、20代、30代の1位もボカロ曲だったのだ。そこで、『ニコニコ動画 ボーカロイド・ランキング -2013年度版-』(月刊コミックガム編集部/ワニブックス)から、カラオケで押さえておきたい人気の曲を紹介してみよう。

 やはり、圧倒的強さを誇っているのは、じん(自然の敵P)のカゲロウプロジェクト。なんと、2013年に発表されたじんの曲、7曲すべてがTOP10入りしているのだ。なかでも1位に選ばれた『ロスタイムメモリー』は、カゲプロに登場する謎の団体であるメカクシ団の絆を再確認できる重要な曲でもある。主人公である引きこもりの青年・シンタローと彼の幼なじみでメカクシ団初代団長だったアヤノの過去についても知れる歌なので、カゲプロファンなら外せない1曲なのだ。4月からはアニメ『メカクシティアクターズ』も放映されるので、今のうちにレパートリーに加えておくとみんなでカラオケに行った際に盛り上がれるかもしれない。

advertisement

 また、25位にランクインしたDECO*27の『愛言葉2』も押さえておきたいところ。ニコニコ動画に初投稿した『僕みたいな君、君みたいな僕。』が10万再生になったことに対する感謝の気持ちを伝えるために作ったという『愛言葉』。それからさらに4年以上経ち、「感謝の気持ちを伝えるにあたって、その2を作ってみようか!」ということで作られた『愛言葉2』には、『愛言葉』や『ゆめゆめ』といった過去作品の要素も取り入れられている。DECO*27は、今まで作った曲の中で一番好きだった『愛言葉』の2を作るということでかなりプレッシャーもあったようだが、「今は“愛言葉”が一番好きなんです」と語っている。一時は、DECO*27を辞めようとしていた彼が、1年8カ月ぶりに自身の名義で発表した『妄想税』も、激しい展開ながらとてもポップな仕上がりになっているので、あわせてチェックしておきたい。

 そして、ミクのかわいいラップがたまらないのはMitchie Mの『ビバハピ』。半年で150万再生突破したこの曲が、ボカロランキングで4位に選ばれた。ミクの神調教ぶりに定評のあるMitchie Mだが、この曲ではミクが本当に人間のようなラップを披露している。語呂のよい歌詞やかわいいラップ、『カバディカバディカバディカバディ』という頭から離れない歌詞を聞いていると、みなさんもついつい歌ってみたくなるはず。踊ってみた動画でも人気の『ビバハピ』なので、振り付けも覚えて歌えば一気に注目度も人気も上昇するかもしれない。

 毎年ものすごい数のボカロ曲が発表されているが、こういったランキングを活用しながらボカロ曲に挑戦してみてはいかがだろうか。

文=小里樹