生活感が出る髪、白目の黄ばみ…年齢よりも老けて見られないために必要なケア

美容

公開日:2014/5/19

 美魔女ブームによって“いまどきの30~40代はキレイで当たり前”という風潮が定着しつつある昨今。とはいっても、ダイエットに励んだり、肌の手入れに力を注いでも、努力の結果がなかなか見えないというのがアラサー、アラフォーのつらいところ。

 でも、じつはそもそも努力の方法が間違っている、というケースも。たとえば、鏡で真っ正面から見た「人に見られやすい場所」だけを磨いても、美しさは保てない。その裏で置き去りにしてしまっている“美の死角”こそ重要──そう説くのは、ビューティージャーナリストの中嶋マコトの新刊『運命を変える“美の死角”』(宝島社)だ。本書から、ケアを怠りがちな磨きポイントを紹介しよう。

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 まず、加齢によって失われるのは“みずみずしさ”。この、若さの特権ともいえるみずみずしさを取り戻すために真っ先に取り組むべきなのが、髪。貧相さや不潔感、あるいは疲れた生活感を感じさせないためには髪のツヤが大切なのだ。しかし、肝心の透明感あるツヤ髪を手に入れるには、毎日のホームケアだけでは厳しいもの。そこでオススメしたいのが、美容室でプロの手を借りること。一部のサロンでは「トリートメント後の髪をメッシュ構造のグロスでコーティングし、トリートメントの持ちをよくし、グロッシーな髪に仕上げる施術」が行われているそう。これによって、「髪が約3週間透明感をキープできます」という。日々のケアにプロの技をプラスすれば、20代の髪の輝きが戻ってくるかも!?

 また、多くの人が見落としがちなのが、“白目の白さ”だろう。肌や歯の美白を心がけている人は多いものの、白目まで気を遣っている人は少ないはず。が、加齢とともに白目の部分が黄色く濁って見える場合もあり、これが見た目のお年寄り感に拍車をかけていることも。本書でも「白目は小さな面積ではありますが、ここが白いと、透明感のあるピュアな印象を与えることができます」とあるように、ぜひケアしたい部分だ。

 そこで取り入れたいのが、ホウレン草の力。著者はさまざまな食材を試した結果、ホウレン草に肌や白目にくすみを生む弱った肝機能への効果があると実感。撮影前にはホウレン草を1把まるごと茹でて食するのだとか。そして驚くほどホウレン草を摂取すると、「2~3時間後には、白目に透明感が生まれるのを感じるのです」というから、勝負日には試してみたい方法ではある。

 このほかにも、横顔美人になるための理想的なカーブのつくり方や、年齢が出やすい手のくすみを改善する方法、美人度を上げる声や話し方など、多方面から大人の美にアプローチしている本書。ただ老化に怯えるだけでなく、年齢にあった美容法を身につけることが加齢に打ち勝つ第一歩、なのかもしれない。