トヨタのCMやHanako表紙にも登場! 立体的なドラえもんたちの正体は?

映画

更新日:2014/5/22



(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会

 国民的アニメ『ドラえもん』を実写化したトヨタ自動車「PASSO」のCMで登場している立体的なドラえもんがネットやメディアで話題になっている。一方、5月8日発売号の『Hanako』(マガジンハウス)の表紙にも、陰影のついたリアルなしずかちゃんの姿が!



『Hanako』(マガジンハウス)

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 最近目にするこの立体的なドラえもんたちの正体は、8月8日に封切られる映画『STAND BY ME ドラえもん』。藤子・F・不二雄 生誕80周年を記念したドラえもん史上初の3DCGアニメ作品となる。

 手掛けるのは、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや『friends もののけ島のナキ』を世に送り出した3DCG作品でおなじみの山崎貴監督と八木竜一監督。



(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会

 「(ドラえもんの魅力は)いろんな便利なものが出てきて、夢がかなうと思いきや、実はかなわないんですよね。(中略)“便利なもの=幸せ”ではなく、“自分がどう感じて、どう動くのかが大切”という教訓を子ども時代に分からせてくれるのがいいです」。そうコメントを寄せている八木監督の好きなエピソードは「最終回」。

 「自分の今までの作品でも大きく影響を受けており、今回はまず最終回を描きたいと思って、逆算してストーリーを構成していきました」というとおり、脚本は名作と名高い「のび太の結婚前夜」(25巻)、「未来の国からはるばると」(1巻)、「さようなら、ドラえもん」(6巻)などの原作をベースに、新たな要素を加えて再構築している。

 「子どもたちが楽しめるドキドキ・ワクワクする部分はもちろん、大人が感じられる切ない部分、ビターな部分も描いています。原作の作品がそうであるように、いろんな世代が見たときに、全く違う印象を持てる・見え方が違ってくるような作品になるといいなと思って作りました」とは、共同でメガホンをとる山崎監督。

 かつてない3Dの制作では、リアリティとオリジナルのキャラクター造型との辻褄あわせに苦心。プロジェクトの半分くらいはキャラクターを作ることに費やしたとか。さらに、その背景もミニチュアを実際に作成し撮影するこだわりぶり。CGキャラクターを重ねることによって、実写とCGが融合した新しいリアルな世界を作り出している。

 おなじみのキャラクターや秘密道具が命を吹き込まれ、イキイキと動き出す様子は圧巻! しずかちゃんとの結婚をめぐる本格ラブストーリーに加え、ドラえもんとのび太の出会いから別れまでを描いた本作はオトナも号泣必至。夏の封切が待ち遠しい!

★『STAND BY ME ドラえもん』ムービー



[STAND BY ME ドラえもん]予告篇1



[STAND BY ME ドラえもん]特報1



[STAND BY ME ドラえもん]プロモーション映像

文=矢口あやは