今年の新入社員、半数以上が上司からの友達申請を「仕方なく受け入れる」

人間関係

2014/5/27

 インターネット調査をおこなうマクロミルが今年4月より働き始めた全国の新社会人(会社員・公務員)を対象に「新社会人の意識調査」を実施、その結果を発表した。調査手法はインターネットリサーチ。調査期間は2014年5月10日(土)から5月12日(月)。有効回答数は200名。

 現在の勤務先が就職活動時に第何希望でしたか? という質問に「第1希望」と答えた人は44%と半分弱だったにも関わらず、現在の勤務先にどの程度満足しているかという質問には67%の新社会人が「満足(+どちらかといえば満足)している」と回答した。

 満足している点については「職場の人間関係が良い」が52%で最も多く、次いで「職場の雰囲気が自分に合う」「福利厚生が良い」がそれぞれ42%となった。男女別にみると、男性は女性に比べ「福利厚生が良い」が、女性は男性に比べ「職場の人間関係が良い」「職場の雰囲気が自分に合う」がそれぞれ10ポイント以上高く、女性の方が男性より職場の雰囲気を重視する傾向がうかがえる。

 現在の勤務先にいつまで働きたいと思うかという質問には「定年まで」が最も多く30%となったが、2012年、2013年調査と比較すると、「定年まで」は約6%ほど低くなっている。「好条件の職場があれば転職したい」と回答した人も20%にのぼり、結婚・出産を機に退職を考えている女性は42%となった。

 入社してから会社を辞めたいと思ったことがあるかという質問には32%が「ある」と回答、その理由は「仕事がきつい」「仕事が面白くない」がそれぞれ39%で最も高く、次いで「労働時間が長い」が33%となった。現在勤めている会社がブラック企業だと感じたことがあるかという問いには17%が「ある」と回答した。

 その一方で、会社の上司や先輩から飲み会に誘われたら、どの程度参加したいと思うかという質問には「参加したい(+なるべく参加したい)」と回答した人は82%と高く、その理由は、「職場の人間関係を円滑にするため」が82%で最も多く、次いで「仕事や社内の情報収集ができるから」が60%、「仕事の上で参考になる話が聞けるから」が54%となった。男女別にみると、ほとんどの項目で女性は男性に比べ高く、特に「仕事の上で参考になる話が聞けるから」「上司や先輩と親しくなりたいから」「上司や先輩と話をすることが楽しいから」では20ポイント以上高くなった。

 さらに、社内のコミュニケーションを深めるために勤務時間以外のコミュニケーションが必要かどうかという問いには、相手が上司、先輩、同期入社の同僚など相手の立場に関係なく9割以上が「必要」と回答した。

 TwitterやfacebookなどのSNSについては、もし社内の人から「友達申請」や「フォロー」が来たらどのように感じ、対応するかという質問には、同期入社の同僚からなら「嬉しいので、受け入れる」が69%となっているが、一方上司からなら54%が、先輩からなら45%が「困るが受け入れる」と回答しており、相手の立場が上位になるほど「友達申請」や「フォロー」は仕方なく受け入れている様子だ。

 理想の社長・上司・先輩・同期・後輩を有名人、ドラマやアニメのキャラクターに例えるとしたら誰ですか?という質問には、理想の社長は「タモリ」24%、理想の上司は「天海祐希」23%、理想の先輩は「ベッキー」24%、理想の同期は「水卜麻美」33%、理想の後輩は「能年玲奈」18%、がそれぞれ最も高くなった。

 定年まで働きたいと思う新入社員は減っている一方で、職場の人間関係は重視する傾向がうかがえる。TwitterやfacebookなどのSNSが普及していっているが、同期以外とのコミュニケーションはそういったSNSを通じてよりも飲み会の方が抵抗は少ないようだ。新入社員とのコミュニケーションに悩んでいる先輩・上司は思い切って飲み会に誘ってみるのがいいのかもしれない。

●調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:2014年に新社会人となった会社員・公務員(マクロミルモニタ会員)
有効回答数:合計200サンプル(男性100 サンプル、女性100サンプル)
調査日時:2014年5月10日(土)~5月12日(月)
調査機関:株式会社マクロミル

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調査の詳細(マクロミルの発表ページヘ)