ダイエットに抜け道? アイスクリームは、アレと一緒に食べれば太らない!?

健康

公開日:2014/5/31

 「ダイエット中だけど、どうしてもチョコレートが食べたい!」「揚げ物が食べられない生活なんて耐えられない!」「お酒はやめられない!」。みなさんがダイエットを始めたとき、いちばん問題になるのが、こういった好物の誘惑に勝てるかどうかではないだろうか。ダイエット中は、甘いお菓子も脂っこい揚げ物や肉類も一切食べてはいけないと思っている人が多い。しかし、『わかった! こうして食べれば太らない』(蓮水カノン:著、フクチマミ:イラスト/KADOKAWA メディアファクトリー)によると、きちんと量やタイミングを守って、いい食べ方をすれば、太らずに好物を楽しむこともできるというのだ。自らさまざまなダイエットを試し、何を食べるとどこが太るかといったことまで研究したダイエット&体型オタクの作者・蓮水カノンが、体を張って発見した太らない食べ方のルールとは、どんなものなのだろうか。

 甘いものが好きな女性は多いが、とくにこれからの時期食べたくなってくるアイスは、原材料によって太る場所が変わる。著者の経験よれば、植物性油脂はお尻の下、乳製品はひじや二の腕の下側と足首の上、クリームは二の腕に肉がつくというのだ。できれば氷菓と書かれているものを食べるといいそうだが、どうしても食べたくて我慢できなくなったときは、「アイスを1/2カップあたたかいブラックコーヒーと一緒に」食べれば、週1回までは大丈夫だという。ただし、食べた後に悩むのがダイエットにとっていちばん良くないので、食べるときは「今日は食べちゃいますっっ」と宣言して、楽しく食べるのも重要なポイントらしい。

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 また、ダイエットの大敵と思われがちな揚げ物も、実は週1、2回なら問題ないそう。というより、週に1、2回は食べたほうがいいというのだ。カノンは、油を一切食べないという実験を2年続けた結果「肌や筋肉が冷えて固くなってシミのできやすい肌」になり、髪もパサパサギシギシ。顔も手足もすじばって表情も硬くなり、痩せてはいるけど女子としては可愛くない見た目になってしまった経験があるそう。ただし、食べる際は揚げたてであることとキャベツではなく生の大根も一緒に食べること、食後に温かいお茶を飲むことを忘れてはいけないらしい。繊維と酵素のバランスが良く、消化と排出の手助けをしてくれる大根と、余分な油を洗い流してくれるお茶のコンビは、胃もたれせずに揚げ物を楽しむためにも必要不可欠なようだ。

 そして、飲んべえさんたちが止められないお酒も、自分が気になっている部分と照らし合わせて種類を選べば、1杯ぐらいなら飲んでも大丈夫らしい。たとえば、ビールはお尻の下とひざ上がぷよぷよになる。お尻の下がぷよぷよになるサワーやスパークリングは、1日1杯までにしておくべきだし、ワイン、洋酒、日本酒は背中の脇や腕、肩まわりが太くなるので、上半身太りに悩む人は飲まない方がいいそう。でも、焼酎なら太りづらいので、どうしても飲みたくなったときは、焼酎を飲むようにするといいようだ。

 なかには、野菜をたくさん食べておけば好物を食べても大丈夫とか、野菜ならいくら食べても太らないと思っている人もいるかもしれないが、それも大きな間違い。実は、野菜をたくさん食べると下半身太りになってしまうというのだ。葉野菜は下っ腹がポッコリする原因になるし、食べすぎると繊維が消化できず、便秘になりやすいらしい。さらに、夜遅くにたくさんたべると寝起きも悪くなるという。そして、根菜類を食べると体重が増え、寸胴で大きなお尻になりやすく、緑黄色野菜は筋肉太りして体重が落ちにくい体にしてしまうそうだ。それでも、やはり野菜は体調を整えたり、キレイになるためにも必要なので、適量は摂る必要がある。そこで重要なのが、その食べ方。生野菜を小鉢1杯食べてからおかずとごはんを食べるという一工夫をするだけで、痩せやすい体になるそう。

 ダイエットをするときは、なんでも我慢しなくちゃいけないと思いすぎたり、好きなものは食べられないのに好きでもないものを食べなくちゃいけないということに耐えられなくなり、結局続かなくなってしまうことも多い。でも、これらの抜け道を活用すれば、あなたも好きなものを食べながら美味しく楽しく痩せることができるかもしれない。

文=小里樹