即席麺は万能！？ 料理のプロが本気で編み出したインスタントラーメンレシピ
食・料理 更新日：2014/6/23
家に置いておくと便利な袋麺。日持ちもするため、常備している人も多いだろう。忙しい時はそのまま普通に作って食べても美味しいが、もっといろんな料理に使えないだろうか？そう考える人も多いはず。そこで面白そうなのが、『ラーメンだけで365日、作ってみる～。Viva！ 生仕立て麺 Love フライ麺編』（ファミマ・ドット・コム）。タイトル通り365日分のラーメン料理に挑戦している本で、本書には4月1日～6月30日までのレシピが掲載されている。予約の取れない人気和食店「賛否両論」の笠原将弘氏と 料理研究家の市瀬悦子さん、きじまりゅうたさんの3人が、本気で挑戦している本。
使われている材料は、普通のスーパーで手に入れられるものばかり。味付けは、殆ど付属のラーメンスープの素。これなら、料理初心者でも失敗せずに作れるのではないだろうか？ そこで、一体どんな味になるのか実際に作ってみた。今回は、この時期と相性が良さそうなさっぱり塩味のラーメンを使ったものをチョイスした。
▼しらすおろしあえ麺（P.52）
暑いこの時期にぴったり。さっぱりとした一品。ちりめんじゃことしそや大根おろし、すだちの味が、塩ラーメンのスープの味と非常に相性が良い。茹でたラーメンにスープの素を和え、あとは材料を盛り付けるだけというお手軽さも有難い。
▼なめたけとアボカドのあえ麺（P.87）
アボカドとなめたけの相性の良さに衝撃を受けた一品。こちらも思ったより重さはなく、あっという間に完食してしまった。アボカドを切ってなめたけと和え、スープの素と和えた麺の上に乗せるだけ。簡単なのに味のまとまりが非常によく、ちょっとしたおもてなしレシピとしても使えそうだ。
▼たらこチーズクリームラーメン（P.103）
ラーメンスープと牛乳にチーズを溶かし、たらこと茹でた麺を加えるだけ。最後にしそを散らして完成。この組み合わせがこんなに相性抜群とは…っ！ 濃厚で、大人にも子供にも喜ばれそうなレシピ。しそを散らしていることで爽やかさもあり、クリーム系の味でありながら、食欲が落ち気味な暑い日でも美味しく食べられる。
ちょっと工夫すれば、袋麺でこんなにもバリエーション豊かな食生活が送れる。ひとり暮らしの人や忙しい人にぴったりのレシピ本。もちろん、醤油味やみそ味、とんこつ味などのレシピも掲載されている。15分もあればできるものが殆どなので、友人が来た時にさっと作ってあげると喜ばれること間違いなし。
ちなみに、レシピの分量の関係で余ったラーメンスープの素は、炒飯やスープなどに加えると簡単にプロの料理のような味になる。捨てずに取っておいて活用しよう！
文＝月乃雫
