アニメ&実写でW映像化『アオハライド』 原作者・咲坂伊緒と声優・内田真礼の対談が実現!

マンガ・アニメ

2014/6/26

 TVアニメが7月放送開始、実写映画が12月公開。W映像化が決定した、注目度No.1の大ヒット少女マンガ『アオハライド』。物語は、主人公の双葉が中学時代の初恋の人、洸に再会するところから始まる。しかし、洸は悲しい過去に縛られ別人のように心を閉ざしていた。16歳の洸を知りたい――。再び彼に惹かれる双葉は、何とか心の扉を開けようとするが……。片想いのベクトルが交錯する胸キュン必至の同マンガ。『ダ・ヴィンチ』7月号では、作者・咲坂伊緒とアニメで主人公の吉岡双葉を演じる内田真礼の豪華対談が実現! 二人だからこそ語れる双葉の魅力、彼女と洸のかけがえのない恋とは? ここでは同誌より一部抜粋、ご紹介する。

【咲坂】 私のイメージしている洸は、かっこよすぎないんですよ。内面の弱さや子どもっぽさがあって、それを見せながら描いています。

【内田】 そこにやられているんだと今わかりました(笑)。洸役の梶裕貴さんのお芝居も素敵です。かっこよすぎず、ナチュラルで、ほっとけない気にさせる。完成された二枚目じゃなくて、等身大の男の子なんです。

【咲坂】 未完成な男の子を演じてくださってるのがいいんですよね。私も梶さんの洸は大好きです。

【内田】 もう梶さんに本気で恋する気持ちで演じています。私は先の展開を知っていますが、双葉は瞬間瞬間の洸にドキドキしている。その新鮮な気持ちを失わないようにしたいですね。それで私が感じたときめきを、双葉にそのまま返せたらいいなと思うんです。役に寄り添って、大切に大切に演じたい。女の子の繊細な心の揺れを、アニメを観てくださる方に届けたいです。女の子に共感していただける双葉になれたらいいなとすごく思います。
 先生の描かれる男の子って、みんな素敵ですよね。私、洸以外だったら、お兄ちゃんの田中先生が好きです。変な服とか着てちょっとダメな感じが(笑)、母性本能をくすぐられます。先生ご自身はどうですか?

【咲坂】 描いていると愛着が湧くので全員好きなんですけど、あえて言うなら今は小湊くんですかね。暑苦しいんだけど意外と大人で、いろいろわかったうえでそれをやっている。すごくいい子なんですよ。

【内田】 洸との友情がいいですよね。友情というと、双葉の修子と悠里との関係も好きです。とくに悠里。お互いに手を差し伸べ合って、それをつかんで。そして同じ人を好きになっちゃう。まさに青春で、羨ましくもあり憧れます。その関係にしても、双葉はいろいろ悩みますが、真っ直ぐな気持ちを忘れないですよね。彼女にはついて行きたくなる立派さがある。清々しくて好きです。

【咲坂】 そうですね。ただ強いだけじゃなくて、悩んだりぶれたり。その生々しい人間らしさは描きたかった部分ですね。双葉はヒロインなんですけど、他人に何かしてもらうだけの女の子は嫌で、自分から行動するようにしたかったんです。洸も最初は双葉を助ける存在のように思わせて、実は双葉が彼を救う。双葉はヒロインでありヒーローなんです。そういう彼女は描いていて楽しいですね。印象深いのは4巻。洸の中学時代の悲しい過去が明らかになる。一人になろうとする彼に、懸命に双葉がぶつかって、心の扉を開けようとする。ヒーローとしての双葉が表現できたかなと思います。

【内田】 女の子らしい男らしさですね。双葉を演じていると、自分はこれまで素直に生きてこなかったんじゃないかなと感じるんです。無意識だけど、周囲に媚びるというか、合わせていたような気がします。例えば「楽しかったね。また行こうね」というような言葉もストレートに言えない。双葉のピュアな素直さって本当に大切だと思います。それはこのアニメに参加しないと気づけなかったことで、私自身、双葉のおかげで一歩前に踏み出せるかなと思います。

取材・文=松井美緒/ダ・ヴィンチ7月号「コミック ダ・ヴィンチ」