OLが3年で500万円の借金を返済! その貯蓄&節約術とは

マネー

2014/8/2

 買い物でしかストレスを発散できない。いらないものでもついつい買ってしまう…。自分を安心させるために、「衝動買い」はやめたくてもやめられない。

 そんな人に買い物依存から脱却し、貯蓄体質へと導いてくれるのが『買い物依存症OLの借金返済・貯蓄実践ノート』(西村優里/合同フォレスト)である。同著は幼少期の虐待経験の反動によって、学生時代から洋服やバッグ、エステや宝石など、高額商品をクレジットカードで衝動買いするようになり20代で借金が500万円になった著者が、買い物依存から脱却するに至ったメソッドを披露している1冊。「人生を立て直したい」と考えている人に向けて、そのヒントを模索してみよう。

 収入がなかなか増えない状況では、やはり支出を減らしていくしか「買い物依存」からの脱却することはできない。本書でも“借金返済に必要なのはたったの2つ。目に見える「明確な目標」を掲げ、やるしかない、という「強い決意」をすること”だと語っている。

(1)浪費の原因を追究する「なぜなぜ5回」
 買い物依存から貯蓄体質への転換を図る上で、スタートとなるのが原因の分析である。西村氏は“なぜ借金をしたのか、なぜそれを欲しいと思ったのか、なぜ衝動を抑えられなかったのか、その衝動はなぜ生まれたのか、衝動の原因はなぜ生まれたのか”という項目で「なぜ」を整理。これは、システムエンジニアなどが失敗の原因を探るときに用いる「なぜなぜ分析」と同様のもの。まずは、徹底的な原因究明こそ解決への第一歩なのだ。

(2)目標を明確化し、ゴール後の自分を想像する
 人間、やはり目標とメリットがあるかどうかで、モチベーションが変わってくる。西村氏は返済目標を紙に書き出し、明確化。さらに“借金返済が終わった後の自分を想い描く”ことで、実践の覚悟を鈍らせないようにしていたそうだ。

(3)こまめなアクションプランを策定する
 返済に向けた行動の策定もこまめにしていた。“ポイントをためるために買い物をしてしまうから、ポイントカードはすべて捨てる”“1日の支出分以外は財布に入れない”“毎月の返済額をこまめに図表化する”といったアクションは、実際の生活に即したものばかり。こうした等身大の取り組みが、「自分にもできる!」と勇気を与えてくれるのだ。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 これは、マザーテレサの格言であるが、西村氏は自身がこの言葉に即して自らの「体質」を改善させようと誓ったのだという。強い想いがあったからか、彼女は買い物依存症が原因の借金500万円を3年で完済したそうだ。今では、自身の経験から得たお金の貯まる方法を実践し続け、借金額を上回る額の貯金を持っているのだとか。まずは身近なところから、自分の思考を変えていく。そしていつしかその思考が自分の運命までも変えていく…。本書を手に取ることを「人生をやり直すチャンス」にして、貯蓄体質への生まれ変わりにチャレンジしてほしい。

文=関口宏(Office Ti+)