ヤマシタトモコ「子どもたちをエロい目で見ないようにしています」

アニメ・マンガ

2011/10/20

  『HER』『ドントクライ、ガール』など、話題作を生み出し続けているヤマシタトモコさんが初めて青年誌で長期連載しているのが、『BUTTER!!!』。男子3人、女子3人の高校社交ダンス部を舞台にした青春ものだ。

 高校!部活!とくれば、当然、恋!が続くと思う。
けれど、「男と女が恋に落ちない世界」を作りあげてきたヤマシタさんが描くこの作品でも、やはり彼らは恋をしない。

 「まだ、それ以前の子どもたちです。10代の時、自分が恋をしていなかったので、リアルじゃないというのもある」

 誰かを好きになってつきあう。それは、外向きな人の領分だと、ヤマシタさんは考える。

 「私とか、『BUTTER!!!』の子たちのように教室の隅っこにいるようなタイプの子は、そういうこととはまだ無縁なんです。ちょいちょい恋愛のようなものも出てはくるけれど、大人と違って彼らは解決方法もわからないし、恋の自覚もない。今回は未成熟な子たちを描きたいです」

 そのために、本作を描くにあたって気をつけていることがあるという。

 「実は彼らをエロい目で見ないように、自分を抑えているんですよ(笑)」

(ダ・ヴィンチ11月号 ヤマシタトモコが作り上げる男と女が恋に落ちない世界より)