【ダ・ヴィンチ2014年9月号】「最強!りぼん世代少女マンガ特集」番外編1

特集番外編1

更新日:2014/8/6

【ダ・ヴィンチ2014年9月号】「最強!りぼん世代少女マンガ特集」番外編1

80~90年代少女マンガを愛するみなさんに楽しんでほしい!
編集S.K.

今月の特集は、「最強!りぼん世代少女マンガ特集」です。70年代レジェンドたち

の記事はたくさんある。00年代作品は発売時に情報がでる。ただ、本当に少女マン

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ガが激アツだったのは、この間の80~90年代だったのではないか。そんな思いか

ら特集を作りました。とにかく名作人気作が多すぎて、今回はその半分も掲載しき

れませんでしたが、さわりだけでも楽しんでほしいです。

そしてゲストの先生方も超豪華です! 高河ゆんさん、ひうらさとるさんにはご自宅

・お仕事場を紹介していただきました。篠原千絵さんには「闇のパープル・アイ」と

ネイリストとのコラボ企画にご協力いただきました。そしてりぼん黄金期の作家さ

んを語る企画では、朝倉かすみさん、松田奈緒子さん、江口寿史さんと、こちらも豪

華な顔ぶれにご登場いただいています。

その他、当時のふろくや、ガラかめ“真澄様”企画など盛りだくさんの特集、ぜひぜ

ひごらんください!

王子様に出会った

編集K

わたくし編集Kは何を隠そう28歳の男です。「なんでお前が担当するんだよ!?」と

ツッコまれながらも、今回の少女マンガ特集を担当しました(仕方ないじゃないですか、

マンガが好きなんだから)。

そして学んだことがあります。

イケメンは人を幸せにするのです。

今回の特集で「人生観が変わった!」と言っていいほどの衝撃を受けたのが、舞台『ガ

ラスの仮面』であの真澄様役を演じる俳優・小西遼生さんの取材でした。

取材日の前日夜に撮影用の紫のバラを購入し、当日朝の満員電車で押しつぶされ

そうになりながらなんとかバラは死守。

バラを抱えて満員電車に乗るサラリーマンに向けられる視線は好奇といらだち(ス

ペースとりすぎ)が交じり合ったもので、嫌な汗をかきながら取材会場に向かったの

ですが、そんな疲れも一気に吹き飛ぶほど小西さんは素敵な方でした!

撮影中も「か、カッコイイ!」と自然に声が出てしまって(いや本当、初めてだと思

います)、小西さんをびっくりさせてしまう始末。

初めてお会いしたのですが、一瞬でファンになりました(ひげのおっさんに好かれても、

小西さんはまったく嬉しくないと思いますが)。

あんまり書きすぎるとキモチワルイ感じになるので、この辺にとどめておきますが、ぜ

ひ小西さん、そして真澄様ワールドを誌面にてお楽しみください!

話は変わって私は小さい頃、少女マンガをこっそーりと読んでいました。

とくに大好きだったのは『怪盗セイント・テール』で、本気でセイント・テールに恋を

していた記憶があります。

その後はスポーツ少年の皮をかぶり、『ジャンプ』や『アフタヌーン』を本棚の目

立つ位置に置きながらも、『Gファンタジー』やら『ASUKA』やら『ZERO-SUM』

やらを女友だちに借りては家でこっそり読む日々……。いま思うとあれだけの田

舎に住んでおきながら、彼女たちはどうやってあのマンガたちを手に入れていたので

しょうか。

田舎に住んでいると男が女性向けのマンガを読むなんて「ありえない!」とまでは言

わないものの、ちょっと勇気のいる行為だったのですが(村の本屋で本を買うと何

を読んだか同級生にすぐにばれる)、いま振り返ってみると自分は女性向けのマン

ガが本当に好きだったんだなぁと改めて思います。色んな意味で好奇心を刺激さ

れまくりでした。知らない言葉がいっぱい出てきて、しかもちょっと大人っぽい……。

そんな記憶も蘇ってきたりしたのも、今回の特集ならではでしょうか。