「半沢直樹」原作シリーズ第4弾『銀翼のイカロス』が首位

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

昨夏にTVドラマ化され一世を風靡した「半沢直樹」の原作小説シリーズ第4弾、池井戸潤『銀翼のイカロス』(8月1日発売・ダイヤモンド社)が、今週8月11日付オリコン週間“本”ランキング(集計期間:7/28~8/3)のBOOK(総合)部門で初登場首位を獲得した。

週間売上部数は、今年発売された書籍(コミック・文庫をのぞく)で最高となる週間売上12.4万部を記録。今年4月に発売された村上春樹の短編集『女のいない男たち』(累積31.5万部)が4月28日付で記録した週間売上12.0万部を上回った。

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本作では、頭取命令で経営再建中の帝国航空を任された半沢が、500億円もの債権放棄を求める再生タスクフォースと激突。政治家との対立や行内の派閥争い、襲いかかる難局に敢然と立ち向かう半沢がどんな「倍返し」を炸裂させるのか期待が高まる。

そのほかコミック部門では、登場2週目の『とある魔術の禁書目録外伝とある科学の超電磁砲 10』(KADOKAWA)が先週14位から一気に首位を獲得。また同作のスピンオフ作品で同じく登場2週目の 『とある科学の一方通行 1』(同)も先週27位から12位へと上昇した。

文庫部門では『海賊とよばれた男 上』(講談社)が初登場以来3週連続で首位の座をキープ。同・下巻も3位となり引き続き好調を示した。