暑さで弱った体に! たまねぎ氷の開発者の最高傑作「にんたまジャム」を作ってみた!

食・料理

更新日:2014/9/5

 毎年のことながら暑さに体力を削られ、食欲もなくなり、気がつけば体がだるい、夏バテした……という人も多いのではないだろうか? 9月に入りいくぶん涼しくはなったがまだまだ油断はできない。夏バテしたからといってなかなか休めないのが社会人。学生だって、夏休みが終わってまた学校生活が始まる。

 そこでおすすめしたいのが、『村上祥子の「にんたまジャム」健康レシピ にんにく&たまねぎの元気成分が効く!』(主婦と生活社)。「にんたまジャム」とは、にんにくと玉ねぎを電子レンジで加熱して作るジャム。電子レンジ調理の第一人者でありたまねぎ氷の開発者である村上祥子さんの、料理研究家歴40年の最高傑作なのだとか。

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 作り方は至って簡単で、適当に切った玉ねぎとにんにくを耐熱容器に入れ、ラップをかけて12分加熱。それに砂糖、レモン汁を入れてミキサーにかけ、今度はラップをせずに6分加熱。これで完成だ。あとは瓶などに詰めれば、常温で1か月、冷蔵で2か月は持つそうだ。

 にんにくと玉ねぎという、体を元気にするのに持ってこいの食材を使用したこのにんたまジャム。そのまま食べてもおいしくて、料理に加えればうまみとコクがアップする万能調味料。さらに、高血圧・糖尿病の改善やがんの予防、疲労回復、アンチエイジング、冷えやむくみの解消、ダイエットなど、さまざまな健康効果も期待できる。

 そこで、実際ににんたまジャムを作り、本書に載っている料理を作ってみた。今回作ったのは、“体力増強&疲労回復レシピ”に分類されていた「なすのにんたま薬味じょうゆ」、そして「鶏肉のにんたまチリソース」。

 まずはにんたまジャム作りに挑戦!(P.10、11)

▲皮をむき、適当なサイズに切った玉ねぎとにんにく

 完成品がこちら。

▲本当に簡単に、あっという間に完成した。

 いよいよ、このにんたまジャムを使ったレシピに挑戦!

 まずは「なすのにんたま薬味じょうゆ」。(P.45)

▲乱切りにしたなすを素揚げし、しょうがと長ネギを刻んで、にんたまジャムなどの調味料と混ぜたものをかけるだけ。生姜とにんにくの風味が、なすとの相性抜群! おつまみなどにもぴったりの一品だ。

 そしてもう1つ、「鶏肉のにんたまチリソース」。(P.45)

▲切った鶏むね肉と玉ねぎを炒め、にんたまジャムやケチャップなどの調味料と煮立たせ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成。あとはパセリを散らすだけ。混ぜた調味料を入れるだけで、お店で食べるようなチリソースの味を再現できた。

 にんたまジャムを常備しておけば、簡単にスタミナのつく美味しい料理を作ることができる。もちろん紹介したもの以外にも、カレーやしゃぶしゃぶのたれ、麻婆豆腐やグラタンなど、幅広くバリエーション豊かなレシピが紹介されている。夏の暑さで弱った体を、使い勝手も抜群のこのにんたまジャムで回復させよう!

文=月乃雫