地域を活性化! まちをつくる農業の本ランキング

社会

2014/9/8

 少子高齢化がすすみ、かつて賑わいを見せていた地域も輝きが失われつつある悲しい現実。しかし昨今では地方から活気を取り戻そうと地域資源を活かした特産品の開発や観光振興、協働によるまちづくりにスポットがあたるようになった。
 そこで今回は、八王子市初の新規就農者(東京都5人目)で現在は株式会社FIOの代表取締役として、「農業でまちづくり」を実践している舩木翔平さんに“まちをつくる農業の本”10冊をランキング形式で紹介してもらった。

■1位『もやしもん』(全13巻)
石川雅之 講談社イブニングKC 533~562円(税別)
肉眼で菌を見ることが出来る主人公が農業大学に入学し、様々なトラブルに巻き込まれる。菌はデフォルメされたキャラとして描かれ、農業に親しむにはうってつけのマンガ作品。

■2位『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる
山崎 亮 学芸出版社 1800円(税別)
施設や空間を使う人たちの“つながり”を整備し、地域や組織に横たわる問題を解決してきた著者の、仕事の数々や理念を紹介する一冊。実例が豊富で、読みやすい文体も評判。

■3位『商いデザイン
永井資久 経済界 1300円(税別)
デザインに関心がない人、詳しくない経営者に向けて、商売や経営とデザインの関わりを説明する解説書。デザインの持つ力が、いかにビジネスに役立つかを知ることができる。

■4位『グリーン・エコライフ 「農」とつながる緑地生活』 
進士五十八 小学館 1500円(税別)
都会で暮らす人に「農」のある暮らしを勧める一冊。著者は東京農業大学の前学長。ランキングの選者・舩木さんは「語られている内容が、私の考えにかなり近い」とコメント。

■6位『地産地消と学校給食 有機農業と食育のまちづくり』 
安井 孝 コモンズ 1800円(税別)
愛媛県今治市で約30年にわたって行われてきた、地産地消による学校給食、有機農業、食育などの実例を紹介。地域社会と農業がいかに連携しているか、その成功例が示される。

■7位『新しい農業の風はモクモクからやって来る』 
木村 修、吉田 修、青山浩子 商業界 1600円(税別)
農業公園の成功例として知られる、三重県・伊賀の里モクモク手づくりファームの紹介本。農業をベースに、年商47億円(09年度)を弾き出したモクモクの魅力や可能性が語られる。

■8位『儲かる農業 「ど素人集団」の農業革命』 
嶋崎秀樹 竹書房新書 850円(税別)
脱サラして農業を始め、9年で年商10億円を売り上げた著者が、農業で儲けるための秘訣を公開。ブランド構築やマネジメントのヒントも語られ、ビジネス書としても注目される。

■9位『誰も教えてくれない [農業]商売の始め方・儲け方』 
大森森介 ぱる出版 2500円(税別)
タイトルの通り、農業の始め方がわかる手引書。必要な資金、手続き、農業の種類のいろいろなどが丁寧に紹介されている。舩木さんは「現実的なことがすべてわかる」と賞賛。

■10位『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生
横石知二 SBクリエイティブ 1500円(税別)
料理に添えられる葉っぱを全国に売り出すビジネスで、徳島県の田舎町を活性化させた著者が、これまでの苦労と成功に至った軌跡を語る。テレビのドキュメント番組でも話題に。

取材・文(ランキング部分)=澤井 一/ダ・ヴィンチ10月号 「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」