『プラトニック・プラネッツ』刊行記念 雪舟えまトークイベント+サイン会 ゲストに名久井直子も

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

2014年9月7日(日)に、東京・青山ブックセンター本店にて、作家・歌人として活躍する雪舟えまのトークイベントが、ブックデザイナーの名久井直子をゲストに迎えて開催される。

●イベント概要
『プラトニック・プラネッツ』刊行記念
雪舟えまトークイベント ゲスト:名久井直子
「2014年の地球で物語を書き、本を作るとは」
2014 年9月7日(日) 14:00~15:30+サイン会
第一部:雪舟えまトーク&朗読「地球観光の思い出(途中経過)」
第二部:対談 雪舟作品の装丁について 雪舟えま×ゲスト・名久井直子(ブックデザイナー)
詳細・予約について:青山ブックセンターイベント詳細ページ

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歌人、小説家として活躍、また穂村弘の歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』のモデルとしても、そのオリジナルな活動が注目されている雪舟えま。新時代のきらめきを感じさせつつもどこか懐かしい、不思議な読み心地を持つその作風は、多くの人を魅了している。

普段は北海道在住だが、今回、新刊『プラトニック・プラネッツ』についてのイベントということで東京に。イベントでは、同書や自身の創作方法についてのトーク、また、連なる作品などから朗読を行う。

対談ゲストに、『プラトニック・プラネッツ』のほか、歌集『たんぽるぽる』、小説集『タラチネ・ドリーム・マイン』と、雪舟作品の装丁を手がけるブックデザイナーの名久井直子

『プラトニック・プラネッツ』は、ソフトタッチ・メタルフィルムという特殊な素材を装丁に使用している。地のマット(ツヤ消し)銀地は独特の「ソフト」な感触、インクを乗せたところはメタリックに輝き感触もツルツルに変わるという不思議な素材だ。その装丁にファンも多い名久井に、本作や、度肝を抜く装丁でも話題の『タラチネ・ドリーム・マイン』についてなど、直接話を聞けるチャンスだ。

イベントのご来場者にはお土産も用意されているという(予約者優先)。トーク終了後は、雪舟えまのサイン会も開催。

予約はオンラインか、同店の店頭で受け付けている。席に余裕があれば当日の来場も可能とのこと。雪舟作品や装丁に興味がある人は、ぜひ参加してみては。

 

雪舟えま

撮影:吉原洋一

雪舟えま(ゆきふね・えま)
1974年、札幌市生まれ。歌人、小説家、ボーカル、占い師。
2001年刊行の穂村弘の歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』(小学館・2014年文庫化)のモデルとなる。
2011年に歌集『たんぽるぽる』(短歌研究社)を刊行、第56回現代歌人協会賞候補に。
2012年、初の小説集『タラチネ・ドリーム・マイン』(パルコ出版)を刊行。
2013年、初の長編小説『バージンパンケーキ国分寺』(早川書房)、絵本『3びきのこねこ』(福音館書店)を刊行。
2014年、小説アンソロジー『本をめぐる物語 栞は夢をみる』(角川文庫)に参加。『プラトニック・プラネッツ』(KADOKAWA メディアファクトリー)を刊行。
執筆のほか、ジュテーム★マミィ名義で占い師、バンド「スリリングサーティ」ボーカルなどの活動も行う。
独特の作風ときらめく言語感覚でオリジナルの世界を紡ぐ注目作家。

 

名久井直子

名久井直子(なくい・なおこ)
1976年、岩手県生まれ。ブックデザイナー。
武蔵野美術大学卒業後、広告代理店に入社、2005年独立。
文芸書からコミック、絵本まで、幅広い分野の装丁を手がける。
2014年、第45回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。
雪舟作品では、『たんぽるぽる』『タラチネ・ドリーム・マイン』、本作『プラトニック・プラネッツ』の装丁を手がける。

 

■『プラトニック・プラネッツ
漫画家志望の住吉休之助と暮らす、ロボットペットメーカー社員の二十四軒すわの。おとむらいの儀式で歌った晩、フューチャークラシコ葬祭社の荻原楯と出会ったことから、すわのの運命が回りはじめた……。近未来/パラレルワールドの地球を舞台に、一人の女性が自分の夢を見定め一歩踏み出していく成長物語。雪舟えま版『火の鳥』とでもいうべき、壮大で身近な、宇宙の美しさとそこでの営み、すべての命に感謝したくなる唯一無二の小説。

⇒青山ブックセンターイベント詳細ページ