「9・11」から今に続く世界の原理を知るために 池澤夏樹『新世紀へようこそ』2冊同時配信開始

文芸・カルチャー

2014/9/11

ボイジャーは2014年9月11日(木)より、同社が運営する「BinB store(ビー イン ビー ストア)」にて、池澤夏樹『新世紀へようこそ+』『続・新世紀へようこそ+』の2冊を発売する。

2001年9月11日に起こった米同時多発テロ。世界中が震撼し、多くの命が失われたあのときから、果たして世界は、一歩でも平和に近づいているのだろうか。9・11を機に作家・池澤夏樹がリアルタイムで発信し続けたメールマガジン「新世紀へようこそ」を、13年後の今日ふたたび、電子本として配信する。

同時配信される2冊には、2001年刊行の単行本『新世紀へようこそ』『世界のために涙せよ 新世紀へようこそ2』にも収録された100本のメールマガジンのほか、『新世紀へようこそ+』には今回新たに書き下ろされたエッセイ「この十三年間、この世界」を、『続・新世紀へようこそ+』にはその後発信されたメールマガジン「パンドラの時代」を収録する。

BinB storeで購入すると、ご希望に応じてKindle Paperwhiteで読むためのファイル(mobi形式)を作成するサービスもある。購入後、「私の書斎」の購入特典ページから申し込むと入手できる。

今回刊行の2冊に続き、池澤夏樹が戦争前夜のイラクを見て歩いた記録を文と写真で綴る『イラクの小さな橋を渡って』、朝日新聞の好評連載をまとめた『終わりと始まり』など、世界に向き合う池澤夏樹作品を続々刊行予定。

■書き下ろしエッセイ「この十三年間、この世界」より(抜粋)
今になって振り返って見れば、ぼくたちはあの時、9・11を機に大急ぎで必死になって「現代」というテーマを勉強したのだ。
何がことを動かす力なのか?
国と武力と資本の論理なのか?
個人と生活と倫理なのか?
闘争と混乱はどこまでが人間の本然で、どこからが国際金融資本が万事を支配する現代の問題なのか?
そもそも資本主義というこのシステムの基本原理は何か?
それを言うなら、利子とは何か?
―中略―
こういうことすべてが、ぼくの場合、他の多くの人の場合、あの日から、つまり9・11から始まった。
(『新世紀へようこそ+』収録)

■販売情報
書名:『新世紀へようこそ+』『続・新世紀へようこそ+
著者:池澤夏樹
発行元:株式会社ixtan
発売元:株式会社ボイジャー
価 格:各・本体500円+税
販売書店:BinB store
*同日よりiBookstore、楽天Kobo、Yahoo!ブックストア、BookLive!、紀伊國屋書店BookWeb、honto、ReaderStore、ブックパス、eBookJapan、Google Play ブックスでも一斉販売を開始

作品詳細の確認、立ち読みは、池澤夏樹の電子本「impala e-books」シリーズ情報ページ(BinB store)より可能。